機動戦士ガンダム
2278話
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俺とカイよりも早くカタパルトデッキで射出され、先行偵察といった形で問題のクレーターを調べて貰っていた。
……そして補給作業を開始しているという情報を得たのだから、その甲斐はあったといったところか。
「ホワイトベースの方には?」
『もう知らせました。まずは確実にクレーターを包囲して、全機で一斉に攻撃しろと』
なるほど。つまりは当初の作戦通りに進んでいる訳か。
今回の作戦の鍵となるのは、ムサイ級が現在どのような状況になっているのかという事が第一条件だ。
ジオン軍の中で最も使われている補給艦のパプア級は、補給する時にその対象に向かってコンベアパイプというのを接続する必要がある。
そうなれば、当然のようにムサイ級の方ではろくに動く事が出来ず、攻撃された場合は一方的に撃たれ続ける事になるのは確実だった。
……まぁ、コンベアパイプに、そしてパプア級やムサイ級に被害が出てもいいのなら、無理に動いたりも出来るだろうが。
そして、シャアが敵に見つからないようにとクレーターに隠れているというのも、包囲して一方的に射撃をするのに丁度いい。
もっとも、当然のようにシャアだってその辺はしっかりと考えているだろうから、ミノフスキー粒子を散布している筈だ。
シャアのMSが出てこないといいんだが。
もしシャアのMSが出てきたりしたら、それこそガンタンク部隊では、どうしようもないまま一方的に狩られるだけになるのは確実だった。
そうならないようにする為には、こっちが敵に気が付かれるよりも前に攻撃を開始出来ればいいんだが……さて、どうなる事やら。
この場合、どうしてもガンタンク隊の足の遅さが影響してくるんだよな。
まぁ、だからこそガンタンクの配置場所はクレーターの中でもホワイトベース側にしたのだろうが。
それに、ガンタンクの低反動キャノンの威力は相当に高い。
それこそ、当たれば数発でムサイが沈んでもおかしくはないと思える程に。
……もっとも、ガンナーはどれもカイ同様に素人同然の連中だと考えると、命中弾はあまり期待出来ないというのも、間違いのない事実なのだが。
「カイ、行くぞ。MSの操縦は問題ないな?」
『ああ、問題ない。お前やアムロに出来てるんだからな。俺は大型の免許も持ってるんだぜ?』
「あー……うん、そうか。まぁ、頑張れ。ただし、お前が乗ってるのは大型の車両って訳じゃなくて、あくまでもMSだ。戦闘になった時に下手にパニックになって攻撃したりするなよ? それで味方に被害を与えたりしたら、洒落にならないし」
現状、連邦軍のMSの中で最強の攻撃力を誇っているのは、ガンキャノンのビームライフルだ。
それこそ、ガンキャノンの持つビームライフルは、ザクマシンガンを正面から撃たれても全く無傷のガンダムの装甲で
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