機動戦士ガンダム
2274話
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分かる。
にしても、父親ってのはテム・レイだよな?
その影響で優遇されるって……何かって、一体何をしたんだ?
そんな疑問を抱くが、今はカイを少しでも生き残らせる為に、ガンキャノンについて説明する方が先だろう。
「両肩の低反動キャノンと、ガンダムよりも射程や威力の高いビームライフル。こんな武器を装備している事から分かるように、ガンキャノンは基本的に中距離での戦いを得意としている。近距離用の武装になると、東部バルカンしか武器はないから、接近された場合は速やかに距離を取れ。……まぁ、ガンキャノンの装甲はザクマシンガンを至近距離から食らっても防いだガンダムの装甲より、更に厚い。そういう意味では、敵に至近距離まで近づかれてもそこまで気にする必要はないという事だ」
出来ればガンダムが使っているようなビームサーベルの類があれば良かったんだが、残念ながら現在のガンキャノンではビームサーベルを使う事は出来ないと言われている。
一応格闘の類は出来るのだが、まさかMSを操縦する素人のカイに、ガンキャノンで殴ったり蹴ったりしろというのは無理がある。
そんな訳で、もしカイが本当にガンキャノンで戦場に出るとすれば、接近されたらすぐ後方に退避して間合いを取る必要があった。
まぁ、頭部バルカンで牽制する事を考えれば、そこまで難しい話ではない……と、そう思いたいところだ。
「アムロのガンダムよりも上なのか。……大体分かった。後は、本番で俺が実力を発揮出来るかどうかだな。なぁ、イザーク。ちょっと模擬戦で相手をしてみてくれよ」
そう告げるカイの言葉に俺は頷き、ガンタンクについての説明をしているリュウやジョブをその場に残し、シミュレータに向かうのだった。
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