機動戦士ガンダム
2272話
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は、考えるまでもなく明らかだろう。
最悪の結果を考えると、やはりクレイドルで暮らした方がいいと思う。
勿論、どのような者であろうと、罪を犯せば罰は受けて貰う事になると思うが。
そんな風に考えながら食事を食べ終わると、ちょうどそのタイミングで通信機が着信を知らせてくる。
また、ブライトが何かの用事か?
そう思いつつ、通信に出ると……
『おう、イザーク。今ちょっと暇なら、格納庫に来ないか?』
映像モニタに映し出されたのは、リュウだった。
予想外の人物からの通信に少し驚きつつも、言葉を返す。
「格納庫? 格納庫で何をやるんだ?」
『うむ。何人か志願した者や推薦のあった者にMSの操縦を教えていてな。出来れば、イザークにもそれを手伝って欲しい』
「……本気か?」
この場合の本気か? というには、2つの意味が込められている。
まず1つは、今からMSの操縦を教えても、戦力として使えると思っているのか? という事。
そしてもう1つは、連邦軍にとって最高機密と言ってもいいMSに、軍人でも何でもない難民をパイロットにしてもいいのかと、そういう話。
後者に関しては、現在MSのパイロットとして使えるのは俺とアムロだけで、どっちも連邦軍の軍人ではない。
それを考えれば、おかしな話ではないのかもしれないが……
『本気だ。これからどうするにせよ、MSという戦力がなければ、ジオン軍に勝つ事は出来ん。ましてや、相手はあの赤い彗星だからな。なら、少しでも万全の態勢を整えた方がいいとは思わないか?』
「それは否定しないが……まぁ、いい。分かった。それで格納庫に行けばいいんだな? なら、すぐに行く」
結局色々と疑問はあれど、それを口にせず最終的に引き受けたのは、やはり俺もまた若干興味があったから、とういのが大きい。
恐らく……いや、間違いなくこの世界の原作が始まっている以上、今こうしてMSのパイロットを選ぶという事は、原作でもアムロと共に戦った戦友……という事になるだろう。
であれば、可能ならルナ・ジオンにスカウトしたいと、そう思ってもおかしな話ではない。
『おう、分かった。待ってるから早く来てくれ』
リュウがそう言い、通信が切れる。
特に何か準備する必要もないので、俺はすぐに部屋から出て格納庫に向かう。
……さて、一体どういう奴がMSパイロットとしてそこにいるのやら。
「うん。いやまぁ、MSを操縦出来るんだし、お前がいるのは納得出来るけどな」
格納庫にやって来た俺の目に最初に入ったのは、メリルの姿だった。
そんなメリルの姿に、思わずといった様子で俺はそう呟く。
実際、メリルはMSでの実戦を経験した事がないとはいえ、その為の訓練は十分に受けてい
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