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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2271話
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かしら」
「ええ、そうですね。……食料や水も必要ですし」
「アムロ!」

 アムロとメリルが話をしていると、不意にそんな声が聞こえてくる。
 声のした方に視線を向けると、そこにいたのはアムロの友人……もしくは友人以上恋人未満といった様子の、フラウ。
 これは修羅場か?
 一瞬そう思ったが、アムロがメリルに対して抱いているのと、メリルがアムロに対して抱いているのは、好意的であってもその種類は違う。
 少なくても、メリルはアムロを男ではなく男の子として見てるのは確実だった。
 フラウの方はアムロを男として意識しているみたいだし、アムロもフラウを女として意識しているみたいなのは間違いなさそうだが。

「フラウ、どうしてここに?」
「だって、アムロが急にいなくなったんだもの。……もう、本当にどこに行ってたのよ。MSパイロットなんだから、ゆっくりと休まないと駄目よ?」
「分かってるさ。だから部屋で休んでたよ」
「あら、そうなの? でも、アムロの事だから休むといってもだらしない格好で休んでいたんじゃないの? ほら、前に私がご飯を持っていってあげた時も……」

 メリルの前でそのような事を言われたのが恥ずかしかったのか、アムロはフラウの言葉を強引に止める。

「フラウ、止めろよ!」
「あ……うん、ごめんなさい、アムロ」
「こら。あまり女の子を苛めちゃ駄目よ」

 フラウの残念そうな様子を見て、メリルがアムロに注意する。
 もっとも、注意されたアムロは完全に自分が子供扱いされている事が、面白くない様子だったが。
 自分と同い年くらいの俺がメリルには一人前の……それどころか明らかに目上の人物として扱われているのに対して、自分が子供扱いされている。
 それが、アムロにとってはとてもではないが面白いとは思えないのだろう。
 まぁ、自分が憧れている相手から子供扱いされるというのは、どちらにしろ面白くはないのだろうが。
 ともあれ、フラウはアムロが怒ったというのもあって、そのままその場から立ち去り、俺達も若干微妙な空気ながらブリッジに向かうのだった。





「おう、お前さん達がMSのパイロットか。よろしくな」

 ブリッジに入ってきた俺達を最初に見つけたその男が、人懐っこい笑みを浮かべつつそう言ってくる。
 横にも縦にも大きいというのは、恐らくこういう事を言うのだろう。
 恰幅のいい身体をしたその人物は、こっちに手を伸ばしてくる。
 それが握手を求めているのだと知り、俺はその手を握り返す。

「俺はリュウ・ホセイ曹長。リュウと呼んでくれ」

 ふーん、曹長か。
 いわゆる、下士官という奴だな。
 だとすれば、ブライトよりも純粋な軍歴は長いだろう。
 ただし、下士官というのは士官教育をしていな
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