第三章 盟約の系譜
Lv65 新たな導き
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アシュレイアとの戦いの後、俺はまた、白い雲が辺り一面に漂う場所に立っていた。
周囲を見回すと、ここから少し離れた所に、いつぞや訪れたパルテノン神殿みたいな建物があった。
確証はないが、ここは前回来たところなのかもしれない。
(あの神殿が魔生門ならば、ここは俺の意識の中だ。違ってたら……天国ってオチか……まぁいい、ずっと突っ立っているのもなんだし、あそこに行ってみるか……)
俺は神殿みたいな建物へと向かい、歩を進めた。
程なくして、神殿みたいな建物へとやって来た俺は、階段の前で立ち止まり、暫し眺めた。
(一応、見た感じだと、同じ造りの建物だな。こうやって眺めていても仕方ない……行こう。今度は何が出るやら……)
俺は入口へと続く階段を上り始めた。
だが、暫く進んで行くと、あの黒いローブ姿の存在が、またもや階段の途中で佇んでいたのである。
(あれは……まぁいい、進もう)
俺は黒い存在の前に行き、そこで立ち止まった。
相変わらず、黒い存在は無言であった。
というわけで、前回同様、まずは俺から話を切り出す事にした。
「アンタがここにいるって事は……ここは俺の意識の中か?」
黒い存在は無言でコクリと頷いた。
「へぇ……てことは死んではいないんだな。まぁそれはともかく……この間、ミュトラの盟約とマダンテを俺に継承させたのはアンタか?」
「ああ、私だ」
「そうか……お陰で助かったよ」
「水を差すようで悪いが、1つ忠告しておこう……マダンテを使えるようになった君は、今後、嘗ての私と同じように、魔物達から狙われることとなるだろう……気を付けるがいい」
「え? マジかよ……」
そういえば、アシュレイアはマダンテを知っているような感じであった。
しかも奴は、俺が放ったマダンテを見て、不完全とも言っていたのである。
もしかすると、奴等は遥か昔、あれ以上のマダンテと遭遇した事があるのかもしれない。
「ところで、アンタは一体何者なんだ? この間は、嘗ての俺とか言ってたけどさ」
「そう……私は嘗ての君だ。今日は君に、最後のお願いをしにきた……」
「最後のお願い……なんだ一体?」
「君に盟約の引き継ぎを終えた事で、私はもう、消えゆく運命にある。だから、その前に頼みがあるのだ」
「頼み?」
「この地より……遥か、東……大海原に浮かぶ島々がある。アマツとよばれる地だ。君はその地に赴き、大いなる翼の謎を解き明かしてほしい……」
「大いなる翼の謎……なんだそれは?」
「それは、私にもわからない。が……アマツの地には、古くからこんな言い伝えがある……シンジュの祭壇に6つの力が集いし時……大いなる翼が舞い降り、数多の厄災を振り払うであろう……と」
「大いなる翼が舞い降りる……」
なんか知
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