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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百六十四話
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教員からは不評の嵐だったが生徒票来場者票を見事にかっさらった(とは言え学級票も合わせれば八割超えだ)一夏は文化祭のランキングで優勝を果たした。

その一夏はといえば、現在自宅でモフられていた。

もはや定位置となりつつある円香の膝の上に座らされ、両サイドからエレンとリムに弄られていた。

「お? おぉー…ふわってしてる。一夏お姉ちゃんの耳いつもよりふわってしてるよ」

「優しくだぞ。優しく」

「わかってるよ一夏お姉ちゃん」

円香は一夏が前にまわした尻尾をもふもふしている。

「もふもふぅ〜」

時折一夏の尻尾がピクリと動く。

「お兄さんお兄さん」

「どうしたリム?」

リムは一夏の首回りを撫で始めた。

「くすぐったいんだが…」

「おかしいですね……」

すりすりと首、顎、頬を撫でる。

「ぅ…」

「……こうですか」

「そろそろよくないかなリム?」

「まだまだです」

リムが特定の場所を撫でる度に、一夏は何かを耐えるように口をつぐむ。

「我慢しなくていいんですよお兄さん?」

「ぅ…」

「ほら、狐の甘え声を聞かせてください」

何故かリムは撫でるのが異様に上手く、だんだんと一夏も余裕がなくなる。

やがて……………。

「こゃぁ〜ん……」

耐えかねた一夏の口から、甲高い声が漏れた。

「何これかわいい…………あ、鼻血」

咄嗟にリムが鼻を抑える。

「うわぁ…凄い破壊力だね箒ちゃん」

「うむ…学校でモフらせなかったのは正解だったな…」

リムは片手で鼻を抑えながら、一夏の首筋を責める。

「や、やめっ…こゃーん……うきゅぁ…」

「すいません本当に鼻血がまずいのでちょっと抜けます」

リムが立ち上がろうとした時。

「にがさんぞー。リム」

「きゃっ!?」

一夏に手を引かれ、ソファーにしりもちをつく。

「さーて、ここまでやっといて無事で済むと思うなよ?」

一夏はリムの両手を抑えると、鼻を舐め始めた。

正確にはそこから流れる血を。

「く、くすぐった…いえ汚いですよお兄さん!?」

「大丈夫大丈夫。鼻水の成分って半分くらい血液由来だから」

「な、何をいってるんですか!?」

「はっはー。元気いいなぁリムは。何かいいことでもあった?」

「あ、ありません!」

「そ。じゃぁ舐めるよー」

「だから汚いです!」

「いやー。これ医療行為だし? 止血しないといけないし?」

「き、鬼畜ですかお兄さん!?」

「吸血鬼だよー」

箒と束はそれをテーブルを挟んだ反対側のソファーから眺めていた。

「よほどリムに好き勝手されるのが嫌だ
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