三十七枚目
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映画村行こうよリーアちゃん。お姫様の着物あるよ」
「ほんとう!?」
「うん」
「行く! 行ってみたいわ!」
「だそうだよ、九重」
「うむ。映画村じゃな。まぁ、よかろう」
俺は忍者でもやろうかな…。
「ふぁ…。もう十時だよ。そろそろねよ?」
欠伸をしながらヴァーリが言った。
体はデカくなったが、まだ中身に引っ張られている。
そこは可愛い。
体は可愛くねぇけど!
布団に入ると、隣に九重が潜り込んできた。
そういえばそうだったな…。
翼で九重を包み込む。
「おやすみなさい。九重」
「うむ………おや…す…み……」
くぅ…くぅ…と寝息をたて始めた九重。
頭を撫でるとくすぐったそうにかぶりをふる。
「ぬくい」
温かいぬくもりを抱き、暗転した。
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