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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第十三話
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くユーリ。
…やっぱり凄いなぁ、ユーリって。
「――さぁて……どうしよ…」
僕は甲板に倒れたように寝転がったまま、空を見上げて思わずそう呟いた。
―――――――――――
「――……あれ、カノンノ?」
「――ぁ…衛司」
やることもなくなり暇となったので、船内を歩き回り操舵室に上がると、そこには操舵室の窓から外を眺めているカノンノが居た。
「あれ、衛司…今日は昼から鍛錬じゃなかったの…?」
「いや、休みを貰っちゃって……カノンノはどうしたの…?」
「私は……これだよ」
僕の問いにそう言うと手に持ったスケッチブックを見せてきたカノンノ。ああ、成る程……。
「また絵、描いてたんだ」
「うん。今日はこういうのなんだけど、どうかな?」
そう言ってカノンノはスケッチブックを僕に渡してきた。
最近は本当に、カノンノは描いた絵を僕やメリアに記憶の手掛かりになるかもしれない、とよく見せてくれる。
メリアの場合は確かに記憶喪失……と、言うかディセンダーの初期状態みたいなもんかもしれないから、手掛かりになるかもしれないけど……僕の場合はちゃんと記憶があるので…なんか騙している罪悪感が堪らない。まぁ…それでも、カノンノの描く絵の鮮明さについつい目が行ってしまうところはある。
そんな事を考えながらも渡されたスケッチブックのページを捲り出す。うん…やっぱり分からないけど……結構綺麗に描けてるなぁ…。
「――…衛司は、凄いよね」
ページを捲り見ていると、不意にカノンノからそんな声が聞こえ、顔を上げて思わず首を傾げてしまう。
「……凄いって……僕が…?」
「うん。いつもクラトスさんやセネル達の鍛錬をやって、依頼をこなして、かなりキツい筈なのに、いつも楽しそうに笑ってて……凄いなぁ、って」
「はは……。…僕は別に凄くなんてないよ。クラトス師匠やセネル達の鍛錬も、僕がまだまだ皆より弱いから頑張ってるんだし、依頼も当然の事だし……全然凄くなんてないさ」
カノンノの言葉に苦笑いしながらそう言葉を返す。事実、僕の実力はきっとまだまだ低い。だから鍛錬するのも当然の事だし、それで依頼をこなすのも至って当然だと思っている。
そんな僕の言葉にカノンノは小さく首を横に振る。
「ううん、それでも衛司は凄いよ。それに、衛司は私たちより弱くなんてないよ。私から見たら……衛司は多分、戦い方次第でユーリと同じ…くらいだと思うよ?」
「そう……かな……?」
カノンノの言葉に思わずそう言って頬をかいてしまう。だって、今まで鍛錬でいい感じ
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