第38話 =訓練=
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見たこと
が無い。そのこともあってかなかなかユカの立ち居地が決められないときも多いのだ。それも考え、今回の訓練を企画したんだ
ろうな、と思いながらもユカに同行するかどうかを聞いてみる。
「…私も他の人とあわせてみたいとは思ったから…同行するわ」
「それでは、30分後に街の西門に、集合!」
そう言い放った後、のっしのっしと朗らかに笑いながら部屋を出て行った。
「なあにあれ!!」
「いや…向こうのほうが正論だから」
「…むぅ」
アスナが怒って頬を膨らませてしまい俺たちは苦笑いするしかなかった。だが、キリトはアスナの目の前まで行き頭を2,3回ポ
ンポンと軽く叩きながら口をあけた。
「すぐ帰ってくるさ。ここで待っててくれ」
「うん…気をつけてね」
その光景だけ見ているとまるで夫とその夫を送り出す妻に見えたのは俺だけじゃないはず。
「ラブラブだな」
「ラブラブですね」
「ラブラブだね」
「ラブラブね」
俺ら4人の一斉の声に2人は離れて顔を紅くしていたがこの空気に耐えられないのかキリトが先に外へ出る。続けて同行するため
にユカも外へ出ようとしたらアスナが「お姉ちゃん」と呼び止めた。
「どうしたの?」
「その…キリト君のこと、よろしく」
「…逆に守られちゃうかもしれないけど…できる限り頑張ってくるわ」
そういい、こちらに手を振りながらユカもキリトをおって外へ行ってしまった。戻ってくる、とも言っていたのでアスナは55層
にとどまり続けるらしいが、俺たちも暇なのでアスナと一緒に本部にしばらくいることにした…本部も暇だけど。
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