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永遠の謎
80部分:第六話 森のささやきその三
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「それを念頭に戦争を進めていく」
 ビスマルクは言い切った。既に全ては彼の頭の中にあった。
「ドイツの為にだ」
「では。機が来れば」
 モルトケも頷く。今彼等は牡蠣を楽しんでいた。そして。
 バイエルン王はだ。今ある場所に向かっていた。青と金のロココ調の、天井にまでアラベスクを思わせる左右対称の模様が描かれたその車両の中でだ。紅のワインと子牛の肉を口にしながらだ。こう言うのであった。
「シシィと会えるのだな、いよいよ」
「はい」
「その通りです」
 こう答える侍従達だった。

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