78部分:第六話 森のささやきその一
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ている。だからこその言葉であった。
「私が思うにはだ」
「どう思うか、バイエルンについて」
「カトリックです」
それが大きいのだった。カトリックであることがだ。
「オーストリアと同じ」
「そうだな。それに対して我がプロイセンは」
「プロテスタントです」
この二つが大きかった。実にだ。宗教はこの時代においても大きな意味を持っていた。ドイツはそういった意味では三十年戦争の頃から変わってはいなかった。
「その二つの問題があります」
「この二つだな」
「そうだ、その二つだ」
ビスマルクもだ。それがわかっているのだった。
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