暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生と日本の鉄道
第四幕その九
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「だから僕もね」
「ああした人達はだね」
「信じないんだね」
「どうしても」
「そうなんだ。おかしいにも程があるからね」 
 それ故にというのです。
「信じないんだ、ただ本当に軍隊と鉄道はね」
「そのことはだね」
「ちゃんと考えていくべきだね」
「日本でも」
「どうして使うべきかも」
「そう思うよ、災害は起こるものだから」
 どうしてもというのです。
「台風や地震でも鉄道が動いたり川を氾濫させないことも大事で」
「それでだよね」
「災害が起こったら」
「もうその時はね」
「自衛隊の人にすぐに被災地に行ってもらって」
「物資を届ける為にも」
「鉄道も大事だよ」
 あらためて言うのでした。
「船も飛行機もヘリもトラックもあっても」
「使えるものは全部使うべきだしね」
「災害の時は特に」
「人の命もかかってるし」
「それじゃあね」
「鉄道も大事だからね」
 心から言う先生でした、そうしたお話をしてでした。お家に帰るとトミーにこんなことを言われました。
「大学と高等部に鉄道研究会ありますよね」
「ああ、部活でね」
「はい、八条学園には」
「随分熱心に活動しているらしいね」
「鉄道の写真とか撮ったりして」
 それにというのです。
「あと鉄道模型もです」
「造っているんだね」
「そうみたいです」
「どっちも真剣にする趣味だけれど」
 それでもと言った先生でした。
「お金もかかるね」
「アルバイトしたりしてみたいですよ」
「活動資金を手に入れているんだ」
「大学の方は着ぐるみのアトラクションに出たり」
 こちらのアルバイトをしたりしてというのです。
「そうしてです」
「お金を稼いでだね」
「活動しているみたいですよ」
「凄い情熱を感じるね」
「はい、八条学園は色々な部活がありますが」
「鉄道の方もだね」
「情熱を向けている人がいますね」
 現実にというのです。
「本当に」
「そうだね、その情熱はね」
 まさにと言う先生でした。
「頭が下がるよ」
「日本では鉄道好きな人も多いですね」
「鉄道マニアだね」
「鉄っちゃんもいますね」
「日本人の国民性だね、昔からいたしね」
 日本にそうした人達はというのです。
「江戸時代の時から」
「そんな昔からですか」
「大名行列を観る人達がいて」
「大名行列をですか」
「江戸城にどう入るか、家紋や歩き方や行列の規模はどうか」
「そうしたことをですか」
「観て楽しむ人達がいてね」
 それでというのです。
「本も出ていたんだ」
「大名行列の為に」
「そう、家紋とかを書いているね」
「それも凄いですね」
「そして今もね」
「そうした趣味が受け継がれていて」
「鉄道でも他のことでもね」
 その人の趣
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ