第四幕その七
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「鉄道についてもね」
「災害救助の為にすぐに移動するなら」
「国民の人達を救って守る為なら」
「鉄道を軍事にどう使えるかを考えるのも大事だね」
「そうだね」
「そう、どうしても市民団体の救助活動じゃ限界があるんだ」
先生はこの現実も指摘しました。
「しかも市民団体の中にはね」
「悪質な団体いるよね」
「自分達の手柄ばかり考えたりとか」
「そんな団体もあるからね」
「やっぱりこうした時はね」
「軍隊が一番なんだよね」
「持っているものと組織力が違うからね」
このことか大きいからだというのです。
「若しもだよ」
「鉄道が使えたら」
「軍隊がそれを使ってだね」
「人やものを一気に被災地に送ったり」
「そうしたことも出来るよね」
「だからだよ。空も海もあるけれど」
それだけでなくというのです。
「ちゃんとね」
「鉄道もだね」
「軍隊が使うことも考える」
「それは大事なことなんだね」
「そうだよ、戦争がどうとか言う以前に」
それよりもというのです。
「災害や国防のことを考えて」
「それでだね」
「どうして人を助けられるか」
「国を守れるか」
「そう考えてだね」
「色々考えていくべきだね」
「それが大事だよ。基地の前で騒ぐよりも」
そうしたことをするよりもというのです。
「どうしたら災害が起こった時人を助けられるか」
「それがだね」
「大事だね」
「そうしたこと自体が」
「そもそもね」
「それが大事だよ、本当にね」
まさにというのです。
「日本ではこうした話をするとね」
「抵抗がある人がいるよね」
「その基地の前で騒いでいる人達とか」
「何かといて」
「困ったことになってるわね」
「そうだよ、それはね」
まさにというのです。
「建設的でもないしね」
「災害の時とか迷惑だよね」
「被災している人達にとっては」
「神戸でもあったしね」
「私達が今いる街でも」
「あの時は自衛隊の出動が遅れたね」
先生は阪神大震災の時のお話もしました。
「知事さんが自衛隊を動かさなくて」
「それで犠牲者が増えたよね」
「政府の対応も遅れて」
「それでよね」
「色々あるよね」
「だから」
それでというのです。
「軍隊もね」
「ちゃんとね」
「考えていかないと」
「災害の時助かる命が助からなかったりするから」
「アレルギーとか持ったら駄目だね」
「全くだよ」
先生はまた言ったのでした。
「犠牲者を増やしたらいけないからね」
「その知事さんの責任大きいね」
トートーはしみじみとして言いました。
「沢山の人が死んだんなら」
「命は大事だよ」
チーチーもこう言います。
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