660部分:最終話 愛の死その十一
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み切った声で言ったのである。
「陛下への祝福ですね」
「祝福ですか」
「私にはそう見えます」
その松明達を見ての言葉だった。
「新しい世界に行かれる陛下への」
「あれは一体何だったのでしょうか」
ベルリンの者は自分が見たものについてホルニヒに問うた。
「夢ではなかったのはわかりますが」
「はい、あれは現実です」
「現実にあったものとはとても思えないですが」
「そうですね、ですが」
「現実であり」
「陛下は新しい世界に行かれました」
また言うホルニヒだった。
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