656部分:最終話 愛の死その七
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「構わない」
グッデンの意図はわかっていた。それと共にだ。
その意図が無駄なものであることもわかっていた。そのうえでの言葉だった。
王はグッデンに対して答えたのである。
「ではだ」
「はい、では六時に」
「夕方のだな」
「ではその時間に」
「うむ、行こう」
こうしてだった。王は夕刻に散策に出ることになった。その話を聞いてだ。
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