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永遠の謎
643部分:第三十六話 大きな薪を積み上げその二十
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す」
「それでもなのですか」
「はい、こうなっています」
 悪意はない。そしてそれはだった。
 そのミュンヘンについてもだ。王は話すのだった。
「あの町の者達も。そうだったのですが」
「それなら。悪意がないのなら」
「悪意がなくとも醜い場合があるのです」
「それがなくともですか」
「だからこそです」
 王は言った。

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