630部分:第三十六話 大きな薪を積み上げその七
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てか」
「彼等は今こうして陛下に従っているのか」
「それが為に」
「それだけではありませんね」
ホルンシュタインの読みは続く。さらにだった。
「あの方の。生来持たれているカリスマもありますから」
「だからですか」
「この様にして」
「そうです。陛下の御力を甘く見ていた様です」
ホルンシュタインも王のことはわかっていた。だが彼の予想を超えていたのだ。
だがそれでもだ。彼等にしてもだ。
退く訳にはいかずだ。正門の衛兵や民衆の中にいる将校にだ。こう言ったのである。
「通してはくれないか」
「いけません」
将校も王に忠誠を誓っている者だ。だからだった。
頑としてだ。こうホルンシュタイン達に言ったのである。
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