629部分:第三十六話 大きな薪を積み上げその六
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かう途中でだ。馬車の中からだ。
馬に乗り急いで何処かに向かう者達を見た。その彼等を見てだ。
馬車の中にいる一行は怪訝な顔になり話した。
「何だ、一体」
「こんな深夜にあれだけの者が何処に行くのだ」
「この辺りで祭りでもあるのか?」
「何があるのだ」
「これは」
しかしだ。ホルンシュタインはだ。
その彼等を夜の中に見てだ。こう呟いたのだった。
「容易にはいかないのだろうか」
ふと顔が歪む。その少し前にだ。
これからいつもの様に深夜の遠乗りに出掛けようとする王にだ。従者の一人であるオスターホルツァーが駆け込んで来たのである。
「陛下、大変です!」
「どうしたのですか?」
王はその彼にだ。怪訝な顔で問うた。
「これから遠乗りなのですが」
「大変です、ミュンヘンから何人か来ます」
「ミュンヘンからか」
その都市の名を聞いてだ。王はだ。
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