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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第45話 再会の二人、イッセーとイリナ!
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、するとさっきまでグッタリしていたイッセー君が鼻をクンクンとさせるとガバッと立ち上がって目を輝かせていた。


「め、飯の匂いだ……!!」


 さっきまで死にそうな表情をしていたのに、今では目がランランと輝いて涎を出していた。


「この世の全ての食材に感謝を込めて……頂きます!」


 イッセー君は近くにあったアーモンドキャベツを手に取ると、ボリボリッとかじりついた。


「うんめぇ―――!アーモンドのような食感とこの気持ちのいい歯ごたえ!最高だな!」


 アーモンドキャベツをあっという間に食べたイッセー君は、次にストライプサーモンに骨ごとかじりついた。


「くはぁ―――!ストライプサーモンは脂がのっていて美味い!身もプリプリしてていい感じだ!」


 そして次々に食材を平らげていくイッセー君を見ていたら僕達は安心して笑みを浮かべた。やっぱりイッセー君はこうじゃないとね。


「わ、私、もう我慢できませぇん!!」


 小猫ちゃんはそう言うと近くにあったオーガツオと醤油バッタを手に取った。


「オーガツオと醤油バッタ!ルフェイさん!」
「はーい、任せてください」


 魔法で異空間から取り出したお皿を受け取った小猫ちゃんはお父さんの形見である包丁をリュックから取り出すと醤油バッタの背中にある醤油を取りお皿の上で潰した、そしてオーガツオを包丁で丁寧に切って刺身にする。


「出来ました、オーガツオのお刺身です。それでは……はむっ」


 小猫ちゃんはオーガツオの刺身に醤油を付けてパクリと食べた。


「はうっ、顔は怖いオーガツオですが味わいは繊細で奥深いです。はにゃあ……?」


 うっとりとしながらオーガツオの刺身を食べる小猫ちゃん、その顔は実に幸せそうで見ていると僕もお腹が空いてきてしまう。


「次はイカマグロを頂きましょう。トロも好きですがやっぱりマグロは赤身ですよね」


 ルンルンと手際よくイカマグロをさばいていく小猫ちゃん、前よりも手際が良くなっているね。


「出来ました、イカマグロの盛り合わせです。赤身に中トロ、大トロにイカの刺身……これは気分が上がりますね♪」


 小猫ちゃんはまず赤身から食べた。


「んっ、噛めば噛むほど魚の旨味が溢れてきます?そして次は中トロを……ん―――!!口に入れた途端にトロけてしまうこの脂!最高です!次は大トロ……の前にお口直しにイカの部分をはむっ……コリコリとして実にあっさりとした味わいです。そして最後に大トロをはむっ……ああっ、幸せですぅ、言葉にできない程の美味さ……天国はここに在ったんですね……?」
「なんて幸せそうな顔をしているんだ、そんなにも美味しい物なのか?」

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