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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第45話 再会の二人、イッセーとイリナ!
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僕達に伝える為に吠えたのか!


「イッセー君、しっかりするんだ!」
「イッセーさん!今回復します!」
「先輩!大丈夫ですか!先輩!!」


 僕はイッセー君を抱き起してアーシアさんが回復の光をイッセー君に浴びせる。小猫ちゃんは心配そうに彼の手を握って声をかける。


「ど、どうしたの!?」
「まさかコカビエルとの戦いで受けた傷が開いたのではないか!?」


 イリナさんとゼノヴィアさんも心配そうな表情を浮かべてイッセー君を見ていた。


「は……」
「イッセー先輩!どうしたんですか?」
「何処か痛むんですか!?」
「は……ら……」
「腹?お腹が痛いのかい、イッセー君!」
「腹……減った……」


 イッセー君の呟きに僕達は大慌てになってしまった。これはマズいぞ……!!


「た、大変です!早く何か食べさせないと!」
「食材を持ってくるんだ!早く!」
「み、皆?どうしてそんなに慌てているの?」
「たかが腹が減っただけだろう?何もそんな慌てなくても……」


 僕達は事情を知っているから慌てているが、二人は知らないので首を傾げていた。


「イッセー君の体内にはコカビエルがパワーアップした原因であるグルメ細胞があるんだ」
「えっ、イッセー君もソレを持っていたの!?」
「なるほど、赤龍帝とはいえ人間にしては強すぎると思ったが兵藤一誠もグルメ細胞とやらを持っていたのか」
「はい、ですがグルメ細胞にも弱点があってカロリーを常人よりも遥かに多く消耗してしまうんです。だからこのままだとイッセー先輩は栄養失調で死んでしまいます」


 僕と小猫ちゃんの説明を聞いた二人は、事の重大さを理解して顔を青くしていた。


「た、大変じゃない!?なら早く何か食べさせないと!?」
「いえ、こっちの世界の食べ物では栄養が足りません。ここは一度グルメ界に戻って食材を食べさせましょう!」


 イリナさんが慌ててイッセー君に何かを食べさせようとするが、ルフェイさんは一度グルメ界に戻って食材を食べさせた方がいいと話す。
 確かにこっちの世界よりもグルメ界の食材の方が栄養も高いし量も集めやすいからね。


「ならイッセー先輩は私が運びますね!」


 戦車の駒の特性である怪力を持っている小猫ちゃんは250sはあるイッセー君の体を持ち上げる、そしてシュウが入っているケースを置いているイッセー君の部屋に向かった。


「僕達も行こう!」
「はい!」


 僕達も続いてイッセー君の部屋に向かう。ゼノヴィアさんとイリナさんは初めて見るシュウに驚いた表情を浮かべた。


「なんだ?この虹色に光る蝶は?」
「すっごい綺麗……」
「この子がグルメ界への鍵を握っているんで
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