暁 〜小説投稿サイト〜
永遠の謎
602部分:第三十五話 葬送行進曲その一
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
だ。その二つだった。
「それがバイエルンの財政を圧迫するとしてな」
「確かに。御自身だけの城ですから」
「しかも時代に合わない」
「中世のそれを模した城だからな」
 ビスマルクも聞いて知っていた。王が築かせているその城達のことは。しかもだ。
「中には一日しか滞在されていない城もあったな」
「ヘーレンキムゼーですね」
 側近の一人が述べた。
「あの城のことですね」
「そうだ。あの城には一夜滞在されただけだった」
 そうして蝋燭に照らし出された部屋の中を歩き回った。それだけだったのだ。
 そのこともあってだ。ビスマルクは話すのだった。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ