第11話:半壊の奇跡
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
何かしようとしてるんじゃないか?」
「ああ、儀式に必要なのは大輔だよ。ネネが言うには大輔が一番波長が合うんだって」
「俺だけ?でも俺とネネさんだけじゃ足りないじゃないか」
「ああ、最後の1人はコトネだよ。コトネもジェネラルなんだ」
「へ?ああ…だから、俺だけなのか…さて…そろそろ脱出するか、ブイモン…あれ?ブイモン?」
「大輔ー!!こっち来てくれ早く!!」
「どうしたブイモン!!」
ブイモンの声にスパロウモンと共に向かう大輔。
そこには巨大な石版と…。
「罅割れた黄金の…デジメンタル…?」
無数の罅が入った黄金のデジメンタルが置かれてあった。
一方、スイーツゾーンではダークナイトモンがゲートを閉じようとしていた。
「待って!ダークナイトモン!大輔君のことはどうするの…?彼は私達の計画に欠くことの出来ない3人目のジェネラルよ…」
「君は何故か彼のことを気に入っているようだが…最悪、3人目は捕らえた彼女や工藤タイキ君、蒼沼キリハ君を含めたジェネラルを使うことも出来る。バグラ軍と戦うために蓄えた魔力をこれ以上消費するリスクを負えない!例の儀式に支障が出る可能性もある!!」
「か…彼が一番波長が合うのよ…もう少しだけ待つ価値があるわ…」
「(もしかして大輔達を庇おうとしてるのか…?)」
「何だ何だ…?」
後ろから聞き覚えのある声が聞こえたために全員が振り返った。
「げえ!?キリハ!?」
「工藤タイキ達がスイーツゾーンに現れたと言う話を聞いて飛んできてみれば、随分と妙なことになっているな。おまけに人のことを勝手に使うの使わないだの…勝手なことを言ってくれるものだなダークナイトモンとやら、貴様がその女の黒幕か…」
「キリハ君…」
一方デジタル空間にいる大輔達は罅割れた黄金のデジメンタルを拾い上げると、石版の文字を解読していた。
「ブイモン、スパロウモン。分かるか?」
「何これ?古代デジモン文字じゃないか。こんなの読めないよ…」
「古代デジモン文字?何言ってんだよ全く脳味噌まで空っぽとは…えっと…」
ブイモンは石版の文字をじっと見つめるが…。
「ああ、駄目だ。殆ど掠れててよく分からない。でもこれだけは分かる。“如何なる危機…奇跡を起こして…黄金の聖騎士”…後は“ロイヤルナイツの守りの要”…くらいしか読めないな」
「ふーん…この黄金のデジメンタル…使えればここから脱出出来る可能性がかなり上がるけど…デジメンタルアップ!!」
黄金のデジメンタルが輝きを放ち、ブイモンを覆い尽くす。
「ブイモンアーマー進化、奇跡の輝き!マグナモン!!」
しかしマグナモンの鎧は、戦ってすらいないのに亀裂が走っていた。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ