第10話:リリスモン
[7/7]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
モンは自分の生み出した歪みを見つめる。
「(いやん!!私ったら何時の間に爆発してた?またゾーンを消滅させちゃって…皇帝陛下に怒られちゃう〜!!ま…まあ…いっか!厄介そうな敵を始末出来ることだしね!コードクラウンは後で拾いに来るとして…美人の血でも吸いに行こっと!)」
リリスモンは巻き込まれないうちにこのゾーンから脱出した。
そしてブイモン達に抑えられているスパロウモンは…。
「ああもうっ!放せよ!!」
「だああもう!!暴れるな馬鹿!!」
「落ち着きなさい馬鹿!!」
「スパロウモン、今はあの時空の裂け目を…」
「うるさいうるさいっ!!ネネを困らせる奴の言うことなんて聞けるかーっ!!」
スパロウモンが光線銃を放つが、大輔達だけでなくスパロウモン自身も喰らい、時空の歪みに吸い込まれていく。
「だ、大輔!!ブイモン!!テイルモーン!!」
何とか起き上がった賢が時空の歪みに吸い込まれる大輔達を見て叫ぶ。
「ス…スパロウモン!!」
ネネも時空の歪みに吸い込まれていくスパロウモンを見て叫ぶ。
「くっ!」
ブイモンは咄嗟に近くにいたテイルモンの手を掴み、アカリに投げ渡す。
「ブイモン!?」
「俺達は帰る!!必ずな!!」
そして大輔達は時空の歪みに吸い込まれた。
「くっ…いかんな。このままでは我々も…!!」
ダークナイトモンは印を結び、マントに複雑な魔法陣を浮かばせる。
「むんっ!!」
ダークナイトモンが時空の歪みを自身の魔力で覆うと、流れが止まる。
「流れが止まった…時空の歪みを力で抑え込んだのか…?」
賢は時空の歪みとダークナイトモンを交互に見遣りながら呟く。
「何をするのダークナイトモン!?」
「時空の裂け目を閉じる!全く…こんな所で蓄えた魔力を消費してしまうとはとんだ計算違いだよ」
「!」
「ま…待てよ!!今閉じたら吸い込まれた大輔達はどうなるんだよ!?」
それを聞いたタイキが慌てて立ち上がる。
「大輔…!!」
賢は大輔が吸い込まれた時空の歪みを見遣り、何とかするために考えを巡らせるのである。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ