第10話:リリスモン
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ダークナイトモンの名をっ!!」
「滅茶苦茶極悪そうな奴だな…」
大輔がダークナイトモンとリリスモンの戦いを見つめながら呟く。
実際にその感想が間違っていなかったことを知るのはそう遠くなかったりする。
「ツインスピア!!」
槍による連撃を叩き込み続けるダークナイトモンに対してリリスモンは再び展開した魔法盾でそれを防御する。
「(私を防戦一方に追い込むなんて…こんな魔王クラスの実力者が今までバグラ軍の情報網を逃れて身を潜めていたと言うの?)ふふ…ごめんあそばせ?デジタルワールドの名士の方々とは概ね顔見知りのつもりだったのですけど…どちらの田舎貴族様でしたかしら!!?」
リリスモンが毒爪で反撃するが、ダークナイトモンはそれを難なく捌く。
「フハハハッ!?そうですな…地獄の野辺から来たとでも申しておきましょうか!!」
ダークナイトモンが高笑いしながら言うと、リリスモンは舌打ちする。
一方でスパロウモンとリバース・ウェディンモンの戦いも終わりを迎えようとしていた。
「ギュルルーン!ランダムレーザー!!」
「あがっがががががあっ!!?」
スパロウモンのレーザーを受けたリバース・ウェディンモンが感電し、完全に戦闘不能状態に。
「(意外と脆かったわね…能力は強力だけど、戦いに慣れたデジモンじゃなかったということかしら…)」
「あれれ?もう動かなくなっちゃったよネネ」
「そうね…さっさととどめを刺してしまいましょう。」
「ヒイイッ!!?わっ…分かったわ!コードクラウンは渡すからっ…!!な…何ならリリスモンの代わりにあなた達にスイーツを納めても良くってよ!!?」
「ちょ…ちょっと!?何、ナチュラルに裏切ってんのよあの娘っ!!」
リリスモンがリバース・ウェディンモンを見遣った時の隙を突いて攻撃を浴びせるダークナイトモン。
「ははっ!余所見はいけないなあ、御婦人!!私というダンスの相手がいるではないですか!!」
ダークナイトモンが槍をリリスモンに突き出す。
それをリリスモンは右手で掴むと華奢な体からは想像もつかないような怪力でダークナイトモンを投げ飛ばした。
「!ムオッ…」
予想外のことに対処出来ずに勢いよく叩きつけられるダークナイトモン。
「あ゙ーー〜〜っ…坊や?ちょっと調子に乗り過ぎじゃあないかしら…お姉さん、おいたする子は好きじゃないなぁ…」
闇の中から出現するのは巨大な醜い異形の腕。
「エンプレス・エンブレイズ!!」
「うおおおおおおお!!?」
異形の腕がダークナイトモンを押し潰そうとするが、ダークナイトモンは間一髪でその腕の一撃をかわす。
「なっ…何てぇ戦いだ…」
「本気を出してきたわね
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