第10話:リリスモン
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くが、すぐに再生されてしまう。
「う〜っ…くそ、体が生クリームまみれになっちまった…でもこれ美味いからいいや」
腕に付いたクリームをペロリと舐めるとホワ〜っとなるブイモン。
「あんたね…」
こんな時まで食欲を失わないブイモンにテイルモンは呆れ顔だ。
「ハッ!?ナイス名案を思い付いたぞ!!倒せないならあいつを食っちまえばいいんだ!!」
「迷案の間違いでしょ!!と言うかあんたはただケーキを食べたいだけでしょうが!!それにあんなの食べたら私達まで胸焼けするわ!!あんたの欲望はどこまで底無しなのよ!!アホなこと言ってないで早くあいつを攻撃しなさい!!」
「あらら…お困りのようね?小さなドラゴンさんに子猫さん♪」
「「え!?」」
「あ…ネネ…さん…?」
間抜けなやり取りをするブイモンとテイルモンの後ろにいたのはネネである。
「(?…何、あの娘…)」
「可愛い大輔君達がピンチみたいだったから…いても経ってもいられずに助けに来ちゃった♪」
「Xローダー…じゃあ、ネネさんもジェネラル…選ばれし子供…?」
「私にはあなたが必要なの大輔君…だから…今は私があなたのことを守るわ…リロードッ…!スパロウモン!!」
ネネのXローダーから現れたのは戦闘機を思わせるデジモンであった。
「デ…デジモンヲ、リロードシタ!」
「あの娘もジェネラルだったのかよ!!」
「さぁ…踊りなさいスパロウモン!!久々に壊し甲斐のある相手がいるわよ…!!」
「ギュギューン!へえ〜ネネがそんな風に言うなんて久しぶり!楽しみだな〜♪」
空中を旋回しながら言うスパロウモンを見たリバース・ウェディンモンは安堵した。
「オ…オホホホ…どんな屈強なデジモンが出て来るかと思えば…スピード勝負の手合いかしら?だったらこうよ!!速ければ速いほど避けづらい全方位攻撃っ…!キャンドルサービスインフェル…」
「どーん!!」
リバース・ウェディンモンが技を言い切る前に超高速でスパロウモンは距離を詰め、勢いを加算した強烈な体当たりでリバース・ウェディンモンの体をぶち抜いた。
勢いが勢いだったためにブイモン達が開けた穴よりも遥かに大きい。
「うわ…凄いな」
「見ての通りスパロウモンはスピードを活かした攻撃が得意なの、ああいう相手にはパワーよりもスピードを活かした攻撃の方が良いかもしれないわよドラゴンさん?」
「(なっ…!?何をされた!?今!?ちょ…超高速の…単なる体当たり!?)だ…だがどんな損傷だろうと…今に修復し…」
「どどーん!!」
「あがあっ!?」
修復する暇を与えないスパロウモンの突進。
大輔もネネの言葉が正しかったのだと思い始めた。
「な
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