第9話:スイーツ地獄
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でだねぇ…」
「なっ…リ…リリスモンだとっ!?奴にまで目を付けられてたのか俺達は…!?」
「ムカつく奴ね…何だか知らないけどぶっ飛ばしてやりたくなるわ…」
「落ち着けよテイルモン…でもリリスモンって確か、タクティモンと同じ三元士だよな!?」
「ああ、こりゃ有名になるのも良し悪しだぜ…」
ブイモンがテイルモンを宥めながらリリスモンを見て言うとドルルモンが肯定した。
「なるほど…最初からスイーツゾーンはバグラ軍に占領されていたんだ!!」
「くっ…私としたことがこんな単純な罠にかかるなんて…罠に対する勘が鈍くなってしまったようね…」
ワームモンとテイルモンがウェディンモン達を睨みながら言うとリリスモンが笑みを深めた。
「うふふ…そうよ…このウェディンモンは賢い娘でね…私達がこのゾーンに攻め行って早々に降伏してきて、私に極上のスイーツを貢ぎ続けることを条件にこっそりこのゾーンを安堵してあげてるってわけ!」
ショートモンからムースが盛られた器を受け取ると美味しそうに食べ始める。
「お前上司に怒られないかそれ?」
「んん〜っ!だあぁぁって、この娘の作るムース、本当に最高なんだもん。それにバレなきゃいいのよ♪」
「それでいいのか三元士…」
聞いたブイモンは思わずがっくりとなった。
「…………それにしてもあなた、何処かで会ったかしら?」
「は?何の話だよ?」
リリスモンはブイモンに誰かの面影を見て尋ねるが、ブイモンはリリスモンとは初対面なので疑問符を浮かべている。
「…いえ、気のせい…ね。それにしても回りくどいことをするわねぇ?あいつらに食べさせるお菓子に私の魔法毒を少し混ぜてやるだけで殺すのも生きたまま操り人形にするのも思いのままなのに…」
「け…ケーキに毒っ…!?い…いえ…リリスモン様にそのようなお手間を取らせるなど滅相もありませんわ…」
毒と言う単語にウェディンモンは動揺したのを意識が朧気ながらもしっかりと大輔は見た。
「(そっか…ウェディンモン達は…)」
「これこの通り、ジェネラル達は無力化しましたわ!後はデジクロス出来ない残りのデジモンを始末するのみ!!」
「だとぉ…」
「ふざけるな!!汚い真似しやがって!!」
「その腐った性根を叩き直してやるわ」
「戦いもせずゾーンを明け渡したお前如きに負ける俺達だと思うなよ…!!」
「僕達だって大分強くなったんだ。お前達なんかに負けない!!」
ウェディンモン達に対して怒り心頭のシャウトモン達が臨戦体勢に入る。
「ふん…!リリスモン様の恐ろしさも知らずに大口叩くんじゃなくてよ!!さあ、行きますわよお前達っ!!レッツ!!スイィーーツッ!!」
【イエス!!
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