第9話:スイーツ地獄
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…」
「もうこのゾーンから出たくないキュ〜」
「本当、最高だね!!」
「本当にね〜」
ヒカリの言葉にキュートモンとは違う人物の声が応じた。
「!?誰……っ!!?天野…ネネさんっ!!?」
「あら、ヒカリさん。お久しぶり!こんな所で会うなんて奇遇ね〜。あら?ヒカリさんどうしたの?エンジェウーモンがレディーデビモンと対面したような顔して」
隣にはヒカリと同じようにティーカップ型の風呂に入っていたネネの姿があった。
「き、奇遇なんて嘘吐かないで下さい!あなたが私達のことを監視してるのは分かってるんですよ!今度は何を悪巧みしてるんですか!!?」
「あら?半分は本当なのよヒカリさん。近所に行きつけのクレープ屋さんがあるの!で…残り半分の悪巧みの方はね…?タイキ君と…特に大輔君を誘惑しに来・た・の♪」
色気のある表情を浮かべてヒカリに迫るネネにヒカリの脳裏に大輔に迫るネネの姿が浮かんだ。
「え…ええええ!?だ、だ…駄目ええええ!!」
顔を真っ赤にしてネネを止めようとするヒカリにネネは思わず吹き出した。
「冗談よ冗談♪(あー、この娘ったら可愛いし、からかうの面白いわぁ…)」
「な…っ…か、からかわないで下さい!!」
「ふふふ…ヒカリさん可愛い…でも大丈夫よ。あなたの大輔君を取ったりしないから…私の目的のために…少し貸して欲しいだけなの…彼が一番波長が合うから…」
湯船から身を乗り出してヒカリの顎に手をやるネネ。
「えっ…?波長…?」
「大丈夫…もうすぐあなた達はこの恐ろしい争乱から解放されるわ…!人間界に帰るチャンスだって近く回って来るかもしれない…だから…安心して、私に全てを任せて欲しいの…」
「え…?ネネさん…それって…どういう…こ…と…?」
突如ヒカリの意識が朦朧とし、そのままキュートモンと共に眠ってしまう。
「見事な幻術だわペックモン。」
潜んでいたペックモンがヒカリとキュートモンに幻術をかけたのだ。
「ネネ様…急ぎませんと赤の少年達も…」
「ええ…(ごめんなさいね。でも本当にもう誰にもあなた達を傷つけさせたりしない…)」
ペックモンはネネにバスタオルをかけてやり、ネネはヒカリに歩み寄る。
「この罠だらけのデジタルワールドは優しいあなた達には厳しすぎる…もうすぐなの…もうすぐ私が全てに決着をつけるから…!」
一方で、超巨大ウェディング・ケーキ…スーパーウルトラミラクルダイナミックスペシャルワンダーギャラクティカパワフルギガンティックウェディング・ケーキを食していた大輔達だが…莫大な量にタイキとゼンジロウ、賢は既にリタイアし、大輔とアカリが踏ん張っていたのだが…。
「くっ…もう、限…界…」
「かな
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