第9話:スイーツ地獄
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も悪くないと思ったのか頷いてくれた。
「あっ…デジタル空間を抜けるよっ!!」
「あれはっ…」
「うっひょおおおお!ケーキ!ケーキの街だあああああ!!」
デジモン達の中でも屈指の甘党であるブイモンが歓喜の悲鳴を上げた。
【…って…また空からかーいっ!!】
「うっひょおおお♪」
「きゃあああああ!?」
大輔達はクッキーの地面に落下。
ブイモンは着地と共に近くのチョコの木にかぶりついて一気に平らげ、ヒカリは生クリームの中に沈んだ。
「っててて…!でも何か柔らかい地面で助かったな…」
「…あれ?これもしかしてクッキーか?」
「と言うかこれ全部お菓子だよ大輔」
「あ、本当だ…お菓子の家とかそんな次元じゃねえな」
お菓子の街並みを見渡しながら大輔がぼやいた。
「ってか、ヒカリ君。埋まっちゃったぞおっ!?」
「ヒカリちゃん大丈夫!?」
「ぷはっ!生クリームまみれになっちゃった…でも、何か凄く良い香り…」
指についた生クリームを舐めるとヒカリはあまりの美味しさに打ち震えた。
「お、お…美味しい〜!!」
「美味〜い♪」
「ほ、本当に美味し〜い!!」
あまりの美味しさにヒカリとブイモン、アカリの歓喜の声が上がる。
「うわっ、本当だ!これ最高級の生クリームだぞ!?うんめぇ〜!!」
「こっちのケーキもふわふわして滅茶苦茶美味いですよ!!」
「街の一部食べちゃって良いのかな…」
大輔もケーキを一口食べるが、スポンジがふわふわで今まで食べたケーキで最高に美味いと表情を輝かせた。
「おやおやおや、大丈夫ですか旅の方々!?…!ややっ…!?そのご容姿…尖った黒髪にゴーグル…5人の人間の仲間…!ま…まさかあなた様方は…!!」
ケーキ型のデジモン達にこのゾーンの主の元に案内されるタイキ達。
「よくぞおいで下さいました。ジェネラル・タイキ様とその御一行!!ここはスイーツゾーン!!デジタルワールド中のパティシエの集まるお菓子の聖地ですわ!私はここのコードクラウンを預かる女主人、ウェディンモン!!この子達は我が従者、ショートモン達ですわ!」
ケーキのドレスのような物を纏っているデジモン、ウェディンモンが自己紹介する。
「へへっ!俺達も中々、有名になってきたじゃねえか!」
「はい!ここ最近多くのゾーンをバグラ軍から解放してきた皆様の活躍は…戦乱に苦しむこのデジタルワールドで小さな伝説となりつつあるのです!」
「そう言えば、とても平和そうな街だったけど…ここはまだバグラ軍の侵攻を受けていないのか?」
タイキがこのスイーツゾーンがバグラ軍の攻撃を受けることなく未だに平和なことについて尋ねる。
「フフ
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