第9話:スイーツ地獄
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キリハ達との戦いからしばらく経ち、タイキ達の冒険は順調に進んでいた。
冒険初期のテンポの悪さを帳消しにするかのようにゾーンを攻略し、コードクラウンは5つ目となる。
「大分戦力も充実してきましたから冒険のテンポも良くなって来ましたね」
他のゾーンに行き、そのゾーンを侵攻しているバグラ軍を撃破してコードクラウンや仲間を増やしていったタイキ達。
「それにコードクラウンも5つ目だし…」
「ブイモン達も幼年期に退化しなくて済んできたし」
「さっきのリバーゾーンも結構楽勝だったよねー!」
賢、ゼンジロウ、大輔、アカリの順番で言う。
「何せX4のパワーが凄いからなあ!仲間のデジモンも少しずつ増えてきたし…これなら結構簡単にバグラ軍もやっつけられるんじゃないか?」
最近シャウトモン達の地力も上がっているのかX4の力も増しているように思えるゼンジロウはそう言うが、それをタイキが否定する。
「いや…Xローダーに触れてると何となく分かるんだけどさ…X4はマテリアルクロスのサジタリモン、超進化のジュエルビーモン…そしてあのメタルグレイモンとほぼ同レベルくらいだと思う。だからこの間は確実に勝つために奴らを分断させるしかなかったんだ!多分まだタクティモンやパイルドラモンには敵わないだろうし…」
「まあ、キリハさんも切り札があるみたいでしたし、俺達も今より強くならないと!!」
大輔もパイルドラモンにデジクロスして倒したのがそこらの完全体なら調子に乗っていたかもしれないが、初デジクロスの相手があの化け物じみたタクティモンだったのが幸いしたようだ。
上には上が存在することを知れたのは大輔にとって良かったかもしれない。
「(X4とサジタリモンは完全体並みに強くてワームモンは完全体に進化出来るようになって…今じゃ私達が一番弱いんだよね…)」
勿論、ネフェルティモンは主力メンバーの1体だが、完全体相当の力を手にしたシャウトモン達と比べればかなり劣り、今では直接戦闘ではなくサポートがメインとなっている。
「あ、そうだ……なあ、ヒカリちゃん。後で少し試してみたいことがあるんだ。」
ヒカリの様子に気付いた大輔はヒカリにある提案をする。
「え?」
「サジタリモンとネフェルティモンをデジクロスさせたいんだよ。サジタリモンは確かに強いけど空が飛べないじゃんか。ネフェルティモンとデジクロスすればその弱点を補えそうなんだよ」
「デジクロス…か…うん、やろうよ大輔君」
確かにサジタリモンは強いが、飛行能力がないために、空中の敵には若干不利である。
「まだまだ強くなれるよ俺達もさ。」
「そうね」
「私達はまだまだ強くなれるわ」
大輔の提案に頷くヒカリ。
テイルモン
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