第7話:シャウトモンX4
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キュートモンにドルルモンの目に涙が浮かぶ。
「だって…だって…!2人で…一緒に旅してきたからキュ…」
ドルルモンの前足に落ちたのはキュートモンの涙だった。
「一緒に色んな物を見て…色んな臭いを嗅いで…一緒にお腹を空かせたり…雨でずぶ濡れになったり…ぽかぽか日向ぼっこしたり…風を切って走ったり…!…ドルルモンは僕のもう1人の家族キュ…だから心が傷付いたままでいて欲しくないキュ…!!」
「いるじゃないかドルルモン…君にも…君を理解して、君を受け入れてくれる存在が!!」
「…っ!!」
「フン…!今更お前のような腰抜けが加わっても何も変わらんわ!!かかれボムモン共!!奴らを吹き飛ばせ!!」
【ボムボーム!!】
迫り来るボムモン達。
しかし賢がD-3Xを握り締めるとディスプレイに優しさの紋章が映し出され、薄紅色の輝きが放たれた。
【!?】
全員が思わず停止し、薄紅色の輝きを見つめる。
スティングモンが薄紅色の光に包まれていき、形を変えていく。
見る角度で色が変わるプリズムのような鎧を身に纏う昆虫型に。
「スティングモン超進化、ジュエルビーモン!!」
ジュエルビーモンは槍を大上段に構え、全てのエネルギーを槍に収束させていく。
「ここから先は戦士の誇りを取り戻したドルルモンの聖戦だ。お前達のような奴らに汚されてたまるか!!」
「ま、待てーっ!!」
「スパイクバスター!!!!」
光速で振り下ろされた槍によって生じた衝撃波はボムモン達ごとバロモンを吹き飛ばした。
スティングモンがジュエルビーモンに進化するよりも少し前、とうとうサジタリモンがメタルグレイモンの攻撃をまともに喰らってしまい、とうとうマテリアルクロスによるアーマー進化も解けてしまう。
「ぐあっ!?」
「ブイモン!!限界か…」
「万全の状態でないにも関わらずよく戦ったと褒めてやろう…」
もうメタルグレイモンでなくても一掃出来ると判断したのか、メタルグレイモンはデジクロスを解除してグレイモンとメイルバードラモンに分離している。
そして次にグレイモンとメイルバードラモンが次の標的に向かおうとした時、キリハの後方の森が吹き飛んだ。
「何だっ…!!?」
吹き飛ばされていくバロモン達を見て、タイキは全てを悟って笑みを浮かべた。
「みんなー!!」
ジュエルビーモンの肩に乗った賢とドルルモンの背に乗ったアカリとキュートモンが現れ、タイキ達の前に移動した。
「ドルルモン!!…と誰?」
「ああ、彼はジュエルビーモン…スティングモンが進化して…今はミノモンです。」
「完全体に進化したのか、まあ…俺も新しいデジクロスでパワーアップしたからな!!」
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