第5話:合体竜人パイルドラモン
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モンの外郭をエクスブイモンが纏ったような竜人型デジモンが降臨した。
「パイルドラモン!!」
「(何だ…奴から迸るあの力は…普通のデジクロスでは有り得ぬ程の力の高まり…あれはただのデジクロスではない…失われたはずの進化の力も影響しているのか…!!)」
あの2体の合体はただのデジクロスでは説明出来ない何かがある。
それを感じ取ったタクティモンは初めて構えを取った。
「久しく見ぬ強者よ…。貴様らの闘志に敬意を表し、今の私の全身全霊を持って相手をしよう…!!」
「タクティモンが構えた…!!」
ドルルモンがタクティモンが本気で挑むつもりなのだと言うことに気付いた。
パイルドラモンも両腕からスパイクを出し、いつでも動けるように構えた。
木に積もった雪が地面に落ちる。
「「……っ!!」」
それが合図となり、両者は同時に動いた。
「うおおおおおお!!」
「ぬうん!!」
スパイクと刀が勢い良く激突する。
今度は力負けせず、受け止めることが出来た。
「エスグリーマ!!」
両腕のスパイクによるラッシュ攻撃をタクティモンは刀を使ってそれらを捌く。
「ふっ…!久しいな、これ程の重みのある一撃は…!!迷い無き心…強き信念を持つ者のみが出せる力…!!」
「俺達は負けない!お前に勝って、皆と一緒に生きて帰るんだ!!デスペラードブラスター!!」
パイルドラモンはタクティモンを弾き飛ばすと、両腰の生体砲を構え、タクティモンに向けて強烈な砲撃を放つ。
「壱の太刀!!」
刀を地面に突き刺し、それによる衝撃波で砲撃を受け流すが、タクティモンはまだしも後方の部隊に甚大な被害が出る。
「うわああああ!?」
「あ、あいつら、何て戦いしてるの…!?」
ゼンジロウとアカリが戦いの余波で吹き飛ばされそうになるが、バリスタモンが支えることで防いだ。
しかし、タクティモンは先程のように砲撃を斬り裂いてパイルドラモンに肉薄し、再びあの一撃を繰り出そうとする。
「受けよ!!鬼神突!!」
パイルドラモンの胸にタクティモンの突きが炸裂…したかのように見えた。
「むっ!!?」
「へっ…この技を待ってたんだよ!!」
パイルドラモンは鞘の先を両手で覆うように掴み、攻撃を防いでいたのだ。
そしてパイルドラモンの両腰の生体砲がタクティモンに向けられる。
タクティモンが離脱しようと腕に力を込めるが、パイルドラモンも全力で掴んでいるために動かない。
「エネルギーフルチャージ!フルパワーのデスペラードブラスターだあああああっ!!!!」
極限までエネルギーを溜めた生体砲から放たれた砲撃がタクティモンに炸裂した。
砲撃に飲み込まれ
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