第5話:合体竜人パイルドラモン
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ダメージに賢は顔を顰める。
「……どうすれば…このままでは負ける…」
「諦めんな…お前は俺達のデジタルワールドを変な奴から守りたいんだろ?今までのこと償いたいんだろ?だったら最後まで諦めんな…!!それに…まだ手がある…」
「手…?」
「…デジクロスだ。エクスブイモンとスティングモンをデジクロスさせて、タクティモンを倒す」
大輔が賢にD-3Xを見せながら説明する。
成長期くらいの強さのシャウトモン達が合体してあれ程なのだ。
成熟期同士の合体ならタクティモンと渡り合えるかもしれない。
「僕が本宮君のデジモンと…?でも僕は…」
自分の犯した罪が大輔とのデジクロスを躊躇させる。
「ここでやられちまったら…俺達の世界のデジタルワールドが滅茶苦茶にされて、家族や仲間を悲しませちまう…ここでやられちまったら、やりてえ事も出来なくなるじゃねえか……」
自分がいなくなったら、悲しむ人。
賢の頭に、大切な人の顔が浮かんだ気がした。
自分を想ってくれる父と母。
「……僕には、やらなければならない事がある。ここでやられるわけにはいかない……何より…これ以上家族を……悲しませたくない……!」
「一乗寺…いや、賢!!頼む、お前の力を俺に貸してくれ!!」
「……ああ!!」
2人の視線はタイキ達に向かうタクティモンに向けられた。
「待ちやがれ!!」
「む…?」
「どこ見てやがる…お前の相手は俺達だ!!頼む、エクスブイモン!!」
「おう、任せろ大輔!!」
先程のタクティモンの一撃を受けて立つことすら困難なはずのダメージを受けているにも関わらず、エクスブイモンとスティングモンは力強く立ち上がった。
「(あれほどの深手を負っているのにも関わらず戦意が微塵も衰えていない…それどころか増している…!!)」
「エクスレイザーーー!!」
「ぬうん!!」
エクスブイモンの光線をタクティモンは刀を盾にすることで防いだ。
「(…先程の一撃よりも威力が上がっている…!!)」
「スパイキングフィニッシュ!!」
「むっ!!鬼神突!!」
防いだ直後の隙を突いたスティングモンのスパイクとそれに対応して繰り出したタクティモンの刀が激突した。
不意を突いたとは言え力の差は大きく、完全に力負けしたスティングモンのスパイクは砕け散り、スティングモンは吹き飛んだが。
「「まだまだあ!!」」
2人が即座にD-3Xを連結させると、エクスブイモンとスティングモンのデジクロスが発動する。
「エクスブイモン!!」
「スティングモン!!」
「「ダブルクロス!!」」
エクスブイモンとスティングモンがデジクロスし、スティング
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