第5話:合体竜人パイルドラモン
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(うーん、やっぱり一番の理想は、一番エクスブイモンに体格が近いスティングモンだよな…)」
初めてのデジクロスならば出来るだけ体格が近い方がいいだろう。
「よし、なあ…一乗寺…」
賢にデジクロスの相手を頼もうとしたのだが、その前にタイキが慌てて入ってきた。
「バグラ軍が出たぞ!みんな!準備を!!」
タイキの言葉に全員がすぐに飛び出し、戦闘体勢に入った。
「まずいな…こっちはまだ完全に体力の回復が出来ていない。このゾーンに侵攻していたバグラ軍ならこっちより遥かにこの地を理解してるはずだ…」
賢が周囲の敵を見渡しながら、此方のコンディションはあまり良くないことに顔を顰めた。
「へっ!バグラ軍が出たっつっても慌てるこたぁねえ!どうせ倒して回る予定なんだしよ!!」
「馬鹿!群れ同士の戦いってのはな…同じ頭数でも地勢や陣形で戦力が全く変わるんだ!!先に相手を見つけて準備出来た方が圧倒的に有利なんだよ!!」
「(そうだな…サッカーと同じだ。同じ数でも作戦やチームワークで圧倒されちまう)」
ドルルモンの言葉に大輔は頷いた。するとヒカリがある方向を指差す。
「大輔君、あれ…!!」
指差した先にはムシャモンを従え、巨大な刀を携えた武人を思わせるデジモン。
「赤いXローダーの少年と…失われた力を使う子供達…!!」
「っ!…タ…タクティモン!!まずいぞ!!ありゃバグラ軍最高幹部の1人、タクティモンだ!!あ…あんな奴が直接侵攻してるゾーンに迷い込んじまってたのか…!!?」
タクティモンと呼ばれたデジモンはドルルモンの姿を見ると口を開いた。
「…ほう?貴様…ドルルモンか、我が軍を裏切り、姿を眩ました貴様が、よもやその者達と共に我が前に現れようとはな…」
「…っ…」
「ええっ!?」
「ド…ドルルモンが…バグラ軍だった…!?」
全員の視線がドルルモンに集中し、タクティモンは更に言葉を紡いでいく。
「いかにも…かつては死神の風と恐れられ、多くの街村を焼き滅ぼした我が片腕よ…」
「そ…そんなキュ…ド…ドルルモンが…」
「…くっ…」
「そこのキュートモンは滅ぼした里の生き残りか何かか…?罪滅ぼしでもしているつもりかもしれんが…守る者と滅す者の区別も曖昧な半端者は元々我が軍にいるべきではなかったのかもしれんな…」
「きっ…貴様っ…!!」
「落ち着けよドルルモン!!今はこの状況をどうにかすんのが先だろ!?」
激昂するドルルモンを大輔が慌てて制し、タイキも頷いて作戦を即座に考えて全員に伝える。
「そうだな、俺達を包囲するために奴は戦力を分散している!こっちの最大の戦力を一点集中させて、包囲の一角を崩して突破するんだ!地の利が向こう
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