おまけ 鉄砲水の軌跡
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ろんな敵に突っ込んでいってはいや負けるのかよ、というところで負ける。とは言いつつも実際読み返してみると負けてもストーリーに影響ないところで勝っている場合もなんだかんだいってそれなりにあるので、もうちょっと黒星付けとけばよかったかなーなんて思ったり。でもその点を別にすればあの微妙にずれた彼ならではの感性はなんのかんの私も変に気負うことなく自然体で書くことができ、個人的には動かしやすい、いいキャラでした。一人称が僕なのは主役を書く上でのただのこだわり。散々書けたので割と満足。
それと彼を語る上で外せないのが、時代と共にデッキ内容が変化しまくっていった点。ベースがこの作者の愛用デッキということもあり時代の変化と共にその軸は【シーラカンス】→【魚軸グレイドル】→【壊獣】→【水属性軸壊獣グレイドル】と私自身思いもしなかった形でガンガン変わっていきました。そして増えていく嫌がらせ要素。やっぱこれ敵の使うデッキだよ。なんのかんのライフ調整はしやすかったのでそういう意味でだけは向いていたのかもしれませんが、はいお前のモンスターリリース!寄生!とかやっぱ味方の使うムーブじゃねえ。楽しかったけど。
で、ここからはキャラクターとしての裏話。結局本編では匂わせる程度しかできませんでしたが、彼の幼少期から中学生ぐらいまでの時期はなかなかに荒れてました。まあ子供は基本残酷だし、生まれてすぐに起きた大事故で奇跡の生還者になったなんて経歴と生まれで目をつけられてない方がびっくりするわ。まして原作時点ではやたら治安の悪いことに定評がある童実野町育ちだし。
そして生き抜くためにあくまで徹底抗戦の構えをとった彼はその後、常に1対多での喧嘩に適応した結果の戦闘スタイルが素手の暴力のみならず口先、凶器、不意打ち上等卑怯万歳の姿勢を身に着け、メインウェポンはその辺の工事現場からかっぱらってきた鉄パイプ。その日々が本編でのやたら折れない闘争本能と時折見え隠れする危険思想、あと壊獣グレイドルなんて理不尽極まりない嫌がらせデッキを生き生きとぶん回す姿の原点になっている、というお話。でも実際それぐらいの気骨がないとあの世界でモブとしてならともかく我を張って生きていくとか無理そう。
その後、まあKC城下町だし機会には事欠かないであろうデュエルモンスターズに出会いその世界に魅入られ、闘争心の行き場がリアルファイトからカードに移ったことで本編開始時の穏やか成分強めの人格を維持することに成功。無頓着な父親に代わり家事技能もメキメキと伸ばし、デュエルアカデミアへの進学を志し勉強期間の少なさゆえに怪しいものだった筆記試験も辛うじて通過。そして1話へと繋がることに……なお入学後も校内で堂々と商売を始める、どうせ誰も来ないからと寮の壁をぶち抜き大部屋を作る、備品漁りのため立ち入り禁止の廃寮に平気な顔して出向く
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