第3話:進化とデジクロス
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微笑みの里者の粋ってもんよ…!!」
シャウトモンの言葉にタイキは何かに気付いたかのように口を開いた。
「…!そうか…!!放っとけない…放っとけないんだなお前は…!デジタルワールド全体が笑顔を失っているのが…!!それを取り戻すために…このデジタルワールドの戦国時代に終止符を打つ!!それが…お前の言う王様になるってことなんだな…!?」
しかしシャウトモンはそんなタイキの言葉に疑問符を浮かべる。
「はあ…!?何だよタイキ。俺がそんな優等生に見えるか?俺様の夢はなタイキ…そうやって平和になったデジタルワールドのてっぺんから俺の魂のロックを響かせて…世界中をドハッピーに盛り上げることよ!!それが俺様の目指すキングだ!!」
それを聞いた全員の視線がシャウトモンに集中した。
「(…タ…タイキ以上の馬鹿を初めて見た…!)」
「…アカリ…ゼンジロウ…ごめん。どうしよう…俺、こいつの夢、放っとけない…」
「なっ、何いい〜!?」
「ああっちゃあ…大馬鹿が超馬鹿に宛てられちゃったか…」
「良いじゃないですかアカリさん。シャウトモンの夢はとても素敵だと思うな私」
「え!?ヒカリちゃんも!?」
「まあ、前向きな夢でいいと思います」
「賢君も!?」
「やっぱり男は夢をでっかく持たないとな!!」
「大輔君まで〜…みんなあの超馬鹿に宛てられちゃった…」
タイキと大輔達はシャウトモンに歩み寄る。
「付き合うぜシャウトモン!!2人でキングになろう!!今日から俺の夢はお前の夢で…お前の夢が…俺の夢だ!!」
「タイキ…!!」
「俺達も出来るだけ付き合うぜシャウトモン。お前のキング姿を見せてくれよ!!」
「お前ら…っ…へっ!!」
タイキと大輔の言葉にシャウトモンは涙を拭って笑みを浮かべた。
「だが、楽な相手じゃあないぜ!?X2の力でも勝てるかどうか…」
「いや…楽勝さ!エクスブイモン達もいるし…何より、今日はあいつだっているしな!!」
「うおっ!?」
タイキの視線を追うとそこにはドルルモンがいた。
「(ドルルモン…凄え…タイキさんはこんな時だってのによく周りを見てる…)」
大輔がタイキに感心すると、ドルルモンが降りてきた。
「(気付いていたのかよっ…この急場でよくもまぁ、周りを見てる奴だな…)」
ドルルモンも大輔と同様のことを思いながらタイキの元に向かう。
「見せてやろうぜ!!1つになった俺達のロック魂って奴をさ!!」
「ななななななぁにをブツブツ言っているのだだああ〜!?真面目に俺とととたたた戦う気がないのならああぁああ…とっととと潰れて消えてしまええぇええ!!!?」
「やらせるか!エクスレイザー!!」
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