第3話:進化とデジクロス
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こっ…これが奈落のトリュフの力かあぁぁぁあ!!?」
「あいつ巨大化しやがった…て言うか、臭っ!?何だありゃあ!?」
マッハレオモンから漂うあまりの悪臭に大輔は思わず鼻を摘まんだ。
「ファファ…ファ…な…何と甘美な香り…!力が…力が溢れて来るぞおおおおおおお…」
「な…生ゴミみたいな臭いしかしないぞぉ!?」
「あ…あいつ、目つきが変だよ!正気じゃない…!!」
ゼンジロウとアカリがマッハレオモンの悪臭と異常さに引く。
「長老、奈落のトリュフとは何なんですか!?パワーアップにしては少し異常ですよ!?」
マッハレオモンのあまりの変わり様に賢がスティングモンから飛び降りて長老に尋ねる。
尋ねられた長老は少しだけ戸惑いながらも奈落のトリュフの説明をした。
「あ…あの、奈落のトリュフは禁断の茸!!コードクラウンを守る最後の罠として仕掛けてあった物なのじゃ…」
「罠…!?」
「そうじゃ…力弱き者が手にすればその強力な幻覚作用により魂までも吸い尽くされ、力ある者が手にすれば、魂と肉体が暴走し、一時的に強大な力を得るが、やがて魂をすり減らして自滅する…!!」
「何だって!?」
「そ…そんなっ…!じゃああいつ…」
「ひょっとして…上司から騙されて…コードクラウンを手に入れるための捨て駒にされたのか…!?」
「けっ…!どちらにしろ、奴を倒さねえと自滅される前にこの里が滅びちまう!!ロックダマシー!!」
「メテオスコール!!」
「ホーンブレイカー!!」
「クヒッヒヒヒヒィ!!なぁんだその蚊が刺したような攻撃はぁ〜!?」
シャウトモン達が攻撃を仕掛けるが、ドリモゲモンを吸収してパワーアップした今のマッハレオモンには並大抵の攻撃は通用しない。
「ウオ!?オオオオっ!!」
直接攻撃を仕掛けてきたバリスタモンの角を掴み、シャウトモン目掛けて叩きつける。
「シャウトモン!!よくも!!エクスレイザー!!」
「ロゼッタストーン!!」
「スパイキングフィニッシュ!!」
「グオオオオオ!?」
エクスブイモン達の一斉攻撃を受けたマッハレオモンはいくらか後退し、今のうちにタイキはシャウトモンの元に向かう。
「シャウトモン!!」
「来んじゃねえ!!」
シャウトモンの怒声にタイキは思わず足を止めた。
「お前らの言う通りさ…確かにこりゃ俺達デジモン同士の戦争だ…!お前らを巻き込む謂われはねえ…さあ…逃げなタイキ!!」
「だ…だったら、お前がこの里を守る理由もないだろ!?あんなに悪く言われて…」
「へっ…そういうわけにもいかねえ…例えこんな奴らのにやけ顔だろうとな…誰かの笑顔が曇ってんのは俺は見過ごせねえんだ!それが
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