567部分:第三十三話 星はあらたにその十二
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れています」
「ジークフリート、息子ですね」
その名前を聞くとだ。王は自然にこう呟いた。
「彼の息子ですね」
「はい、御子息ですね」
「氏の三番目のお子様であり唯一の御子息」
「そのジークフリート君ですね」
「彼だけではありません」
その彼だけではないというのだ。ワーグナーの息子は。
「歌劇のあの主人公です」
「これから上演されるジークフリートの」
「その主人公ですか」
「彼のことでもあります」
現実と幻想がだ。ここでも一つになっていた。
そしてだ。その一つになった中でだ。王は話すのだった。
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