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転生したら、英霊になっていた。
第4話「復興と共存」
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〜リムルsaid〜
オレは頭を悩ませていた
戦いよりもその後の後始末なのだ。
誰だよ、家壊せとか命令したの・・・
どうする気だ? さて、ゴブリン達の寝床
と犬共の面倒も誰がみるんだよ・・・
何匹か死んだようだが、まだ80匹は生き残っている。
これは・・・、ともかく今日は終了! 考えるのは明日、こいつらが起きてからにしよう。
俺は取り敢えず、ゴブリンには焚き火の傍で就寝を、犬共には村の周辺で待機を命令し、その場は解散としたのだ。

 〜明けて翌朝〜
 昨日一晩考えた。そして思いついたのが、
 ゴブリンに牙狼の面倒を見させる作戦! である。
 戦えるゴブリンの総数は、74匹だった。昨日の戦いでは負傷者はいない。
 皆無事で、せいぜいがカスリ傷程度である。
 牙狼族の生き残りは81匹。
 こちらは負傷した個体もいたのだが、回復薬ですぐに治癒した。
 ほっといても大丈夫だっただろう。それほど牙狼族の治癒力は、高いようだ。
 起きてきたゴブリン達を整列させる。
 戦えない者達は、周囲で眺めていた。何しろ、家もなにもない更地だ。目立つのは仕方ない。
 村長は俺の隣に控えていた。
 何かと俺の面倒を見ようとしてくれるのだが・・・ゴブリンの爺さんに世話されても嬉しくはなかった。
俺の美的感覚は、生前のままである。
いくら魔物に転生しちゃったとしても、その点だけは譲れない。
しかし、魔物の村に可愛い者などいないのだ。そこは当分諦めざるを得ない・・・。
整列したゴブリンの横に、牙狼族を呼び寄せる。

 ……さてと。

「えーと、君達。これから君達には、ペアとなって一緒に過ごして貰う事になります!」

 俺の言葉を待つという意思を見せ、物音一つさせまいという感じにこちらを見つめて来る。
 ペアとなる事に、嫌そうなそぶりを見せる者はいない。
 どうやら大丈夫そうだ。

「意味は判るか? 取り合えず、二人一組になってくれ!」

 俺がそう言った途端、
 ゴブリンと牙狼達が隣に座る者同士
 という感じに二人一組になっていく。
 「昨日の敵は今日の友だ!」
と一言言うと皆、納得してくれた。
 俺はあることに思い至った。
 こいつらに名前はないのか?と。
 呼びかけるのに不便でしょうがない。
 ゴブリンと牙狼達が二人一組になっていくのを尻目に、

「村長、お前らを呼ぶのに不便だ。名前を付けようと思うが、いいか?」

 俺がそう言った途端、ザワリ! と周囲の視線が俺に集中した。
 周りで見物していた、非戦闘員のゴブリン達も一斉に。

「よ、宜しいの…ですか?」

 おそるおそる、といった感じで村長が問いかけてくる。
 なんだ? 何を興奮してるんだ?

「お、おう。問題ないなら、名
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