第26話 激戦開幕!喧嘩相手は未来からやってきた その2
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一抹の不安を抱いていた。
「駒木さん、こいつの事知ってるんすか?」
「いや、この町に居るガキともは大体把握しているんだが、こいつみたいなハイカラな恰好した奴なんざ初めて見るぞ」
(ハイカラって・・・これでも結構地味な色合いなんだけどなぁ)
普段から着こなしている力の私服も、20年も過去だと案外ハイカラな恰好に見えてしまうようだ。
「まぁ良い。それより飯だ飯。腹が減っちゃ高得点だせねぇからな」
そう言って駒木の座ったテーブルには【デグダグ】とタイトルが出ているアクションゲームが置かれていた。
その筐体に駒木は迷うことなく小銭を投入し、プレイを始める。
「おぉい! オム焼きそばとウーロン茶。焼きそばは大盛りで頼むな」
プレイしながら厨房に居るであろう店主に向かい注文を叫ぶ。すると、厨房の方から「あいよっ」と言う声が響く。
なるほど、過去の喫茶店ってのはゲームをしながら料理を食べる場所だったんだ。
イノベーダーをプレイしながら力は確信した。
その直後に盛大に唸りを挙げる力の腹の虫。
「力君、もしかしてお腹空いてたの?」
「なんだ小僧。すきっ腹でやってたって面白くねぇだろう。おい、追加でこのハイカラな兄ちゃんにもオム焼きそばを特盛で頼まぁ。勘定は俺持ちで良いからよ」
再度注文し、そして再び店主の返事が響く。
「い、良いんすか?」
「遠慮すんな。大体お前ガキの癖になんて細い体してんだ! 男ならガッツリ食ってガッツリ鍛えてもっとでかくなれ! でねぇと女にもてねぇぞ」
「いや、俺別にもてなくて良いんで。寧ろもてなくて良いです」
「馬鹿野郎! 何枯れ腐った事抜かしてんだ!」
突如として凄い剣幕で怒られてしまった力。その後も駒木の説教は続いた。
「良いか小僧。世の中にはなぁ【男がスケベでなければ世に栄なし】とまで言われてるんだぞ! まぁ、まだ学生の身分で〇〇〇〇やれとは言わん。せいぜいチュー位に留めておけ。それ以上の事をやりたいんだったら卒業してからだ。卒業したら思う存分〇〇〇〇だろうが子作りだろうが好きなだけやれ。ただし責任をとれる範囲でだぞ!」
「ちょちょちょちょーーー! おっさん、それ以上はストップゥゥゥ!! それ以上やばい発言が続くとバンされちゃうから! どっかのお偉いさんに物凄い怒られちゃうから!」
力の半ばメタい発言が飛び出す。良い子と良い作者の皆さまは世の中のルール及び小説界のルールはきちんと守りましょう。
「お待ちどぉ。ウーロン茶にオム焼きそば大盛りと特盛りね」
「ま、積もる話は飯の後でだ。とにかく今は食え。そんで食った分だけでかくなれ」
「は、はぁ・・・」
流石の力も見ず知らずの人間からおごられると言う行為には些か抵抗があるのか
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