暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2268話
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その進む。

「……随分と人が増えたな」
「何でも、サイド7に戻ってきた事で、避難民も多くなったらしいですよ」

 別にアムロに話し掛けたつもりはなかったのだが、アムロは話し掛けられたと思ったのか、そう返してくる。

「避難民が多い、か。今のホワイトベースの状況を知った上で、避難してくるのは正直どうかと思うけどな」

 連邦軍が開発した新型MSを搭載し、ホワイトベースもMS運用艦として設計されている。
 それを考えれば、シャアを始めとしたジオン軍のMSが再度襲ってくる可能性は高い。
 ジオン軍のトップエースたる赤い彗星に狙われるというのは、それだけ死が近づいているという事を意味している。
 だとすれば、わざわざ好き好んでホワイトベースに乗ろうとする奴がそんなにいるというのは、俺にはちょっと信じられないんだが。

「このままコロニーにいるのと、ホワイトベースに乗るののどちらが助かる可能性が高いのか。それを考えれば、そこまでおかしな話ではないと思いますけどね」

 だが、アムロにしてみれば避難してきた者の事は理解出来るらしい。
 ……実際に俺が乗っている以上、ホワイトベースの撃墜という結末は存在しないのだから、それは間違っている訳ではないのだが。
 そんな風に話しつつ、通路に溢れている避難民を避けながら進み……やがて、俺達はブリッジに到着するのだった。
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