560部分:第三十三話 星はあらたにその五
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たのである。
「この光について」
「嫌いではありません」
カインツはこうホルニヒに答えた。
「よく月は邪だと言われますが」
「月は人狼を目覚めさせるものとも言われていますね」
「はい」
カインツは答えながら森も見た。
「あの野獣ですが」
「ジェヴォダンの野獣ですか」
「あれは人だったのでしょうか」
ルイ十五世の頃のフランスのジェヴォダン地方を中心に暴れ回り多くの者を食い殺してきた野獣だ。狼だったとも何者かが操っていた猛犬だとも言われている。
しかしその中にはだ。野獣は人狼、若しくは人だったのではないかと言う者もいるのだ。カインツもそのことについて今話をするのである。
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