第四章
[8]前話
「警棒とかスタンガンあったから」
「そうでしょ、あの人実はね」
喜代原、彼はというのだ。
「小心者なのよ」
「そうなのね」
「だからね、武器を出したら」
「あの人すぐに逃げたけれど」
「何もしない、何も出来ない後輩の人とかには強くても」
実はというのだ。
「小心者だから」
「すぐに逃げたのね」
「そうよ、よかったわね」
「ええ、あと百貨店でもね」
買い者の時でもというのだ。
「無事にね」
「メモがあったから」
「買いものが出来たわ」
「それでお家にも帰ってこれたのね」
「そうよ、運勢最悪でね」
「実際に最悪になってもおかしくなかったわね」
話を聞けばトラブルになりそうな事態が続いている、それで母も言うのだった。
「本当に」
「ええ、けれどね」
「助かったわね、占いはね」
「最悪だって言われてもなの」
「それは道標だから」
「予言じゃないのね」
「絶対にそうならない、そうならない様にする為のね」
備え、今日すみれが母に言われてした様にというのだ。
「道標なのよ」
「そうなのね」
「ええ、だからね」
それでと言うのだった。
「これからもね」
「最悪なものが出ても落ち込んだり嫌にならないで」
「備えをすればいいのよ、占いは道標」
母はまた娘に言った。
「そうだかね」
「また最悪だって出ても」
「備えをすればいいから」
「それで難を逃れれはいいのね」
「今日みたいにね。じゃあ晩ご飯食べなさい」
「今日の晩ご飯何なの?」
「ゴーヤチャンプルよ」
それだとだ、母は娘に答えた。
「あと蕪の酢漬けと中華スープよ」
「全部私の好物じゃない」
すみれはメニューを聞いただけで笑顔になって述べた。
「いいわね」
「最悪な中でもいいことはあるのよ」
微笑んでだ、母は娘に告げた。
「だからね」
「これからはどんな占いの結果が出ても」
「落ち込まない、逆によ」
「そこからなのね」
「動けばいいのよ」
「そういうことね、最悪な中でもいいこともあるし」
なら落ち込んだり嫌に思ってはいけない、かえではそのこともわかった。そして父が仕事から帰る前に二人で夕食を食べた。その後は風呂に入って予習復習をしたがこの時は何もなかった。この日は彼女にとっては最悪なものにならないことを感謝して寝た。
天秤座の厄日 完
2018・12・20
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