2部 ジュエルシード事件
2章 ロッカー
脱出
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丁度俺がロッカーを閉めた瞬間、壁に扉が現れ二箇所で音がする。
そしてあいつの声が聞こえた
「ふうん。つまんないわね。
まぁそうなることはわかってたけれど、偶然って怖いわね。
またいいわ、もう少しすれば面白いことも起きるから、それまでの暇つぶしだったし」
≪またね綾君≫
≪てめえは何をやろうとしている?≫
≪ゲームはしてったら面白くないでしょ?
それまでの余興よ≫
≪関係ない奴まで手を出してるんじゃねえよ≫
≪綾君がここに来たのは偶然だからそんなに怒らないで、それじゃあね≫
「・・・君、綾君どないしたんや」
「あぁ何でもない」
「本当にびっくりさせへんでな」
「あぁ、多分、あそこの出口に行けば出れるんじゃないのか」
「なら僕が開けよう」
そうして野見山が開けてくれて、俺たちはそこを通った。
扉をくぐると眩しい光に包まれ、次に目を開けた時には最初に自分が気を失った場所に立っていた。
時計をみると時間は5分ほどしか経っていない。
本当に悪趣味な・・・
≪ティア大丈夫か?≫
≪綾様、それを言うのは私の方だと思いますが?≫
≪お互い無事でよかった≫
≪はい、では向かいますか?≫
≪行かないとうるさいしな≫
俺は何事もなかったかのようにプールについたのだが、
なにやらアリサとすずかは俺の顔を見るなり顔を真っ赤にしていた。
「どうしたんだ二人とも?」
「何でもないわよ、あんたがいなくてよかったわ」
あんな恥ずかしい夢言えるわけないじゃない
「あ・・・綾君・・・う・・・うん何でもないよ。・・・うん」
あれは夢だったんだもの、急に綾君が来てビックリしただけ
「そしてなのははなんでそんなに疲れているんだ」
「にゃはは、そんなことないよ」
「あれフィレットがいるって聞いたんだが?」
「ユーノ君の事、多分先に帰ったんじゃないかな?」
「は?帰省本能でもあるのか?」
「ユーノ君頭が良いから」
「そんなものか?」
「うん」
この時俺は深くなのはに聞いておくべきだった。
そうすればあいつの遊びに付き合わなくて済んだかもしれない。
その時の俺にはなのはの言う事を正直に信じてしまった。
あの事件が開け一日が経った日、俺はゆっくりとひとりで学校に向かっていた最中
目の前を大きなリュックサックを背負った男が歩いている。
「せんせーおはよー」という元気な生徒の声にその男は優しく微笑む姿を見た。
「おはよう、今日の算数は九九だよ。一緒に頑張ろうね」
今度会ったら必然なのだろう
なるべくならこちらに来ない方がいい
きっと巻き込まれただけだと思
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