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ツインズシーエム/Twins:CM 〜双子の物語〜
ツインレゾナンス
第16話 乙女たちの話し合い
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だ。偏見なども特になく、粘つくような視線もないので2人揃っていいお付き合いをさせてもらっている。
ちなみにおじさんと言っているが、まだ30代前半と若い。
「んー……よし、大丈夫だよ」
「ありがとうございまーす。メニューは……いつものでお願いしますね」
「あいよ。じゃあしばらく待ってな。店混みだしたからな」
「はーい」
店員が部屋を出た後、個室のドアが閉められると、そのタイミングを待ったかのようにフローラは向かい側に座ったセレシアと話し始めた。
「ねぇセレシア。どうして私とお出かけしたかったの?」
「とにかくお話したかったからかなぁ。ただのお話ならどこでも出来るけど、踏み入った話はそういうわけにはいかないじゃない?」
「うん、確かに」
このご時世、どこから秘密が漏れるか分からない。それ故に秘密の話をする時は場所を選べとは2人が子供の頃から親に言われてきたことだ。言われたタイミングは別だとしても、2人はそれを今も守っている。学校のある日には屋上で会話をするのも、そのせいである。
「んでさ、率直に聞きたいこと聞くけど……フォンバレン家で何日か過ごしてて、楽しかった?」
「うん、楽しいよ。2人とも優しいから。夜寝られなくてフォンバレンくんに頼ったり、毎朝2人に起こされたりするけど」
「迷惑かけまくりじゃない。そんなんだと、いいお嫁さんにはなれないよー」
「うう……分かってはいるんだけど、どうしてもあと5分の誘惑に勝てなくて……」
フローラが夜1人で寝られず、朝も中々起きられないことは当然セレシアもよく知っている。依頼の時は毎回セレシアが起こすことで事なきを得るのだが、どうやらフォンバレン家でもそれは変わらないらしい。
「まぁなんにせよ、楽しくやれてるならそれでいいかなー。元々心配してたのは寝起きのことだけだし、信頼できる相手に預けてるって話なわけだから」
「寝起きは……善処します」
「うん、頑張ってねー。目指せ毎日6時半起床」
「7時じゃ……ダメ?」
「難しいラインね」
笑いながら他愛のないやり取りをするセレシアとフローラ。
ちらりと時計に目を向けると、すでにそれなりに時間が経っていた。だがまだ料理は運ばれてはきていない。
「料理遅いねー。お昼時だからかな」
「私たちが入ってた時も割と混んでたからね。気長に待とうよ」
「そうね。もう少し話すことにしましょ。今んとこあたしばっか聞いてたけど、フローラからは何か聞きたいこととかあったりしないの?」
「うーん……そうだなぁ……」
首を傾げて悩むフローラ。色々と悩んでいるのか、視線が色んな場所を向いている。
その視線が再びセレシアに向いたのは、
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