暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica29-A大隊の罠〜Target〜
[1/8]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
†††Sideヴィヴィオ†††
ルシルさんの魔法によって見ることが出来た、アインハルトさんが受け継いだ覇王クラウスの記憶。アインハルトさんの「終わりです」の一言で記憶映像も消えて、わたし達は応接室で目を覚ました。シャルさん達からの「おかえり〜」っていう挨拶に元気よく返したかったけど、クラウス殿下の記憶のこともあって「ただいま・・・」沈んだ声でしか返せなかった。
「・・・アインハルトが背負った覇王クラウスの記憶に、みんなショックを受けちゃったみたいだね。でも問題はこれから。アインハルト、あなたはこれからどうしたい?」
「私は・・・。クラウスの知らなかったオリヴィエ殿下のお考えを知りたいんです。オリヴィエ殿下と共にアウストラシアへと戻ったリッドは、彼女とどんなやり取りをしていたのか、そしてゆりかご起動後は一体何をしていたのか。クラウスは、オリヴィエ殿下とリッドを見送り、そして戦死するまでの間、一度もリッドと再会できませんでした。ですから・・・その当時の事を知りたいです」
「う〜ん、ウチもお手伝いできたらええんやけど、さっきヴィクターが言うたように、当時のエレミアの資料って残ってへんからな〜」
「シャルさん。聖王教会などには残されていないのですか?」
ヴィクターさんに聞かれたシャルさんだけど、「どうだったかな〜? ちょっと調べて観るよ」って腕を組んで唸った。そんな中、わたしとフォルセティとコロナとリオは、「無限書庫で見かけなかった?」ってヒソヒソ話。
「ヴィヴィオさん達は何をお話してるんですか?」
「あ、ミウラさん。えっと、これまではそんなに気にしていなかったんですけど、今のクラウス殿下の記憶やアインハルトさんのお話で、エレミアの名前をどこかで見たって思い出したんです」
ミウラさんにそう答えたわたしは、アインハルトさん達に向いて「あの、もしかしたら在るかもしれません、エレミアの資料」って伝えた。
「ホンマか!?」「本当ですの!?」
「ヴィヴィオさん、それは一体どこに!?」
ジークリンデ選手やヴィクターさん、アインハルトさんに詰め寄られてビックリしちゃったけど、わたしは「無限書庫です」って答えた。
「検索目録で見た覚えがありまーす!」
「うんっ。古代ベルカ項目の、歴史上の人物の手記欄の見出しで!」
「以前、僕たちはオリヴィエについてもっと知ろうって考えたことがあって、いつか探索してみたいねって」
「「「ね♪」」」
でもなかなか時間が取れず、今日まで実行できなかった無限書庫探検。
「無限書庫て管理局のデータベースやろ? ウチらみたいな一般人は入れんのとちゃう?」
「ですわね。ヴィヴィ達はどうしてそんな事を知ってるのかしら?」
「社会科見学とかじゃね?
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ