暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica29-A大隊の罠〜Target〜
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終わってことで、フラフラと2階へ上がるための階段室へと歩き出したシャルの肩には、本来の大きさに戻ったアイリがうつ伏せで乗っている。さてと。俺も用意をして出掛けよう。食堂で水を1杯だけ貰い、地下駐車場へと向かおうとした時・・・
「ルシルさん、おはようございます」
「おはよう、トリシュ」
トリシュも起きてきたか。彼女にも一応これから出掛けることを伝えておこう。個人的な買い物にこれから出掛けるため、トリシュ達でヴィヴィオ達の護衛を任せたいと。すると彼女は人差し指をあごに当てて何かを考えると、「私もお付き合いしていいですか?」と聞いてきた。
「問題ないけど、何か買い物があるのか?」
「えっと・・・えっと、あっはい!」
「判った。じゃあ用意してきてくれ。駐車場で待ってるから。あとマクティーラだから温かい格好で」
「はーい♪」
軽快なステップで自室へと戻るトリシュを見送り、改めて地下駐車場へ。“マクティーラ”にサイドカーを装着(魔法技術で取り外しが簡単で楽だな〜)して、いつでも出られるように準備を整えたところで、「お待たせしました!」トリシュがやって来た。タートルネックニット、キャミソールワンピース、トリミングコート、ヒールの高いロングブーツという格好だ。
「(本当にエリーゼに似ているな・・・)っと、ああ。ヘルメットは被ってくれよ?」
「あ、はい・・・」
サイドカーに乗車したトリシュにヘルメットを手渡して、被っているのを見守っている中で「その服似合っているよ、可愛い」と、気合の入っていたトリシュの服を褒めてみた。
「〜〜〜〜〜っ!!」
トリシュは被ったヘルメットをギュッと両手で鷲掴み、肩を震わせたかと思えば、トリシュは「そういうの本当にズルいです!」と、バイザー越しでも顔が真っ赤になっているのが判るほどの顔をこちらへ向けて叫んだ。
「ひょっとしたら褒めてくれますかね〜、なんて考えていましたけど! ヘルメットを被ってくれ、が第一声だったのでダメですか〜っと思っていたところに、似合ってる? 可愛い? 落とした後で上げるなんて!」
「イヤだったか?」
「・・・イヤではないです・・・嬉しいです、ありがとうございます! 私の方が年上なのに、振り回されてばかりです・・・」
「どういたしまして」
ボソボソと何かを呟き、嬉し恥ずかしな態度を見せるトリシュに苦笑しつつ、「じゃあ行こうか」アクセルを握り、スロットルを開けて走り出す。地下駐車場、そしてフライハイト邸の敷地内から飛び出し、一路ショッピングセンターへ。
「ところでルシルさんは、今日は何を買いに行くんです? ルーツィアさん達のお買い物の際に一緒に頼めば・・・」
「ん? 男しか使わない物だし、俺が直接買いに行った方
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