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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica29-A大隊の罠〜Target〜
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車で帰れるんだよね? ミカヤちゃんとハリーとエルス、ミウラは送って行こうか? それとも明日に備えて今日はうちに泊まってく? 遠慮無用で答えてね〜♪」
シャルさんからの提案に、番長が真っ先に「お世話になります!」ってお辞儀して、続いてミカヤさんやエルスさんも、今日はフライハイト邸に泊まることにしたみたいで。だけどミウラさんは「えっと・・・」って迷ってる風。
「家族に聞いてみます! 許可を貰えたらボクも・・・泊まっていいですか?」
「もちろん♪ ご両親に連絡しておいで」
「はいっ!」
「あたしも引率者としてご両親に挨拶するから」
ノーヴェとミウラさんが応接室の隅っこに移動して、ミウラさんのご家族に連絡を入れ始める中、「あんなヴィクター。ウチも今日はシャルさん家に泊まってってもええ?」ってジークリンデ選手が小さな声でヴィクターさんに確認した。
「っ! ええ、私は構わないわよ♪ あなた自身でお願いしてみなさい? 私も今日はこちらでお世話になることを決めたわ」
「あ、う、うんっ! あの、シャルさん! ウチも泊まってってええですか!?」
「私もお世話になりたいと思います」
「んっ♪ じゃあここに居るみんなでお泊りね!」
ミウラさんもご家族の許可を貰えたようで、ちょっと前までは想像もしなかったインターミドルのトップ選手たちと同じ屋根の下でお泊りすることになった。
†††Sideヴィヴィオ⇒ルシリオン†††
ミウラだけでなくジークリンデを始めとした、ヴィヴィオ達の憧れの選手たちがフライハイト邸に1泊することになり、明日早く本局の無限書庫へ行く予定だ。着替えを取りに一度帰宅することになった彼女たちを見送った後・・・
「シャル。この後、トリシュ達が起きてきたら少し買い物に出掛けてくるよ」
シャルに今日の予定を伝える。昨日は夜勤シフトだったこともあって他のメンバーは今も眠ったまま。俺は、シャルがハリーたち客人を出迎えるために早く起きるということで、フォルセティの事もあって彼女に付き合うために早起きした。アイリはそんな俺に付き添うために無理に早起き。だからか全然喋らないしあくびばかりしている。
「あー、うん、判った〜。車を出してあげ・・・られないか・・・」
ルーツィアはルーテシアとリヴィア、ルーツィエはミカヤとハリーとエルス、オットーとディードはヴィヴィオ達に護衛として付いている。だから「いいよ。マクティーラも少しは動かさないと」と断りを入れる。
「ん〜。わたし、もう一眠りさせてもらうからぁ、気をつけてね〜」
「あぅ〜、アイリも〜行くぅ〜」
「そんなフラフラじゃダメだ。シャルと一緒にゆっくり眠っておいで」
「は〜い」
フライハイト家の長子としての立場も
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