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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica29-A大隊の罠〜Target〜
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、ビックリしました・・・」
悲鳴を上げたのは意外なことにジークリンデ選手とエルスさんだった。ミカヤさんが「ジーク、君は次元世界最強じゃないか」って苦笑いして、番長が「いつもの威勢はどうしたよ、デコメガネ!」って大笑い。
「た、ただ驚いただけです! 恐がったわけではありません!」
「あーはいはい。火の玉でビビるなんて可愛いじゃねぇかよ、ジークもお前も!」
「番長・・・言わんといて・・・」
「ですから私は怯えてはいないと・・・!」
そうわいわい騒ぐ番長たちは本当に仲が良くて、わたし達は微笑ましく眺めてたんだけど、「あ、ダメだ・・・」わたしは今の自分の状況を思い出してそう漏らした。
「どうかしたの、ヴィヴィ?」
「ヴィクターさん・・・。あのわたし、今あんまり外に出られなくて・・・」
「あ、そうか! お前ら大隊に狙われてっから、シャルさん達に護衛してもらってんだったよな!」
この前の買い物の時だって大隊がわたし達を拉致しようと姿を見せた。しょんぼりしてると、「まあ大丈夫でしょ」ってシャルさんがわたしの頭に手を置いた。
「大隊も本局内部にまでは侵入しないだろうし、それにわたし達に負けない護衛を付けるから。行っておいで、無限書庫に♪ とはいえ、今からだと無限書庫に行って調査を始めるには時間も遅いから、本局の寄宿舎の手配をしておこっか。っとその前に・・・」
「無限書庫への調査には明日と明後日の2日間を予定とする。行くのはヴィヴィオ、フォルセティ、コロナ、リオ、イクスとアインハルト。ノーヴェ、君も引率として付き添ってもらえるか?」
「はい、判ってます。ちょうどトレーニング休みなんで問題なしっす」
これで明日明後日は本局で寝泊りすることが出来るようになった。ルシルさんは次にジークリンデ選手たちの方へと目をやって、「君たちはどうする? 2日間と時間を取らせるが」って尋ねた。
「ウチも行きます! 危ないところやったら少しでも戦力が要るやろうし、何よりウチのご先祖様に関係してるし!」
「私も行きますわ! 子供たちだけに任せるのは、雷帝ダールグリュンの血統として出来ませんもの」
「オ、オレも! 無限書庫なんてそうそう行けるとこじゃねぇし、それにオレだって役に立つぜ?」
「では私もご一緒させてもらおうかな。ここまで来て置いてけぼりは勘弁してもらいたい」
「ジークリンデにヴィクトーリアにハリーにミカヤだな。・・・エルス、ミウラ、君たちはどうする?」
すぐに立候補したジークリンデ選手たちとは違って、どこか迷ってる風なエルスさんとミウラさんにルシルさんが確認した。お2人が迷ってる理由はやっぱり「一緒に行ってもいいんでしょうか?」っていうものだった。
「こればかりは自主
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