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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica29-A大隊の罠〜Target〜
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」
「なるほどです。確かにそれくらいしか理由がないですね」
「しかし本局の無限書庫に社会科見学か。そういう学業イベントがある学校もあるのか。私の通っていた学校にはそんな行事はなかったから羨ましいよ」
ヴィクターさん達が首を傾げてるのを見て、わたし達子供組はちょっと嬉しくなった。ストライクアーツとか格闘技選手としてはまだまだなわたし達だけど、ちょっと特別な資格を持ってることでちょっぴり優越感を得ちゃった。
「シャルさんやルシルさんは局員だから、その辺りの許可を出してはもらえないだろうか?」
「ごめん、ミカヤちゃん。わたし達は今、ちょっと管理局施設に入れないの。局と教会のいざこざがね・・・」
「だが安心するといい。な、フォルセティ、ヴィヴィオ?」
ルシルさんの視線に倣って皆さんの視線がわたしとフォルセティに集中。わたしとフォルセティは皆さんに見えるように「わたし達!」「司書資格を持ってます!」って提示して、コロナとリオとイクスも「立ち入りパスを持ってま〜す!」って提示した。ポカーンとした後の「ええええええーーーー!!?」皆さんの驚いてる顔に思わず噴き出しちゃいそうになっちゃった。
「いやいやお前らマジでどんな小学生だよ」
「あなた達すごいのね・・・」
「ほあ〜、ビックリやわ〜」
「無限書庫・・・。ヴィヴィオさん達の付き添いがあれば、パスの持っていない私たちでも入れるのですよね・・・?」
「はい。一応事前に何人見学するかの申請が必要ですけど、司書資格やパスを持った人が同行するのなら入れます」
アインハルトさんにそう説明してる中、「あった。エレミアの手記!」フォルセティが無限書庫のデータベースにアクセスして、アインハルトさん達の目的の書物を調べてくれていた。
「場所は・・・ちょっと危険な未整理区画ですね。未だにどのような危険があるか判らない区画の中です」
「今の総合司書長が開拓する以前は、迷宮が発生したり、書物防衛のゴーレムやゴーストが出たりしたそうですしぃ〜」
フォルセティが前髪で目元まで隠して、声のトーンを落としてそんなことを言い始めると、パッと部屋の明かりが消えた。カーテンも閉まってるから薄暗い。そんなフォルセティの側に蒼い火の玉ががフッと出てきた。たぶんフォルセティかルシルさんの魔法だって判るわたし達子供組は、手の込んだイタズラだな〜、って笑おうとしたけど・・・
「ひゃあああああーーーーー!」
「きゃあああああーーーーー!」
本気の悲鳴が応接室に響いて、火の玉も消えて部屋の明かりもパッと点いた。
「ジ、ジーク? そんなに腕を締め付けられたら痛いわ」
「あぅあぅ、アカン、ウチ、得体の知れへんもんとかダメなんよ・・・」
「び、びび
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