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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2266話
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もっとも、砲弾の数が40発しかないんだから、それを考えれば連射すればすぐに残弾0になりかねないが。
 ともあれ、まずはこの低反動砲を撃ってみるとするか。
 ミサイルに狙いを付け、発射のトリガーを引く。
 瞬間、低反動砲が揺れ、その砲弾はあらぬ方に向かって飛んでいく。
 ……おい?
 低反動砲の取り付けが甘かったのか、もしくは単純に設計ミスなのか。
 それは分からないが、撃った瞬間に砲身が揺れ、その狙いは完全に外れてしまう。
 一体、このMSを作った奴は何を考えてこんな構造にしたんだ?
 ともあれ、ミサイルを狙った砲弾が外れたのは間違いない。
 至近距離からならともかく、かなりの距離がある状況で狙いが逸れると、当然のように標的に当たる筈がない。
 あの砲弾、妙なところに命中しないといいんだが。
 そんな風に思っていると、不意にブライトが映像モニタに映し出される。

『イザーク! しっかり狙え!』
「それを言うなら、このガンキャノンを開発した技術者に言えよ……な!」

 低反動砲が役立たずである以上、こちらとしてはそれ以外の武器で攻撃をする必要がある。
 そんな訳で、ビームライフルを使ったのだが……こちらは無事ミサイルに命中し、宇宙空間に爆発の花を咲かせた。
 うん、低反動砲の方は使いにくかったが、ビームライフルは結構使いやすいな。
 取りあえず、低反動砲の不具合が解決されるまでは、ビームをメインにして使った方がいいな。
 そう考え、1発、2発、3発と狙う。
 俺の射撃や命中のステータスが高い影響もあってか、その全ての攻撃がミサイルに命中し、最初の1発に続いて、次々に爆発の花を宇宙空間に咲かせていく。

『な……』

 映像モニタに映し出されたブライトの口から、驚きの声が漏れる。
 ブライトにしてみれば、まさか照準調整とかもろくにしていないビームライフルで命中させたというのが信じられなかったのだろう。
 この辺を勘とか何となくでどうにか出来るのは……念動力の効果なのか、ステータスの命中や射撃の数値が高いからなのか。

「取りあえず、こっちに近づいてきたミサイルは撃破したぞ。それで……」
『ミサイルに続いて、2機のMSが接近中! けど、これは……速い!? 通常の3倍近い速度で本艦に向かっています!』

 俺の言葉に割り込むようにそう告げてきたのは、ブライト……ではなく、別の者の声。
 ブリッジでオペレーターをやっている者の声だろう。
 にしても、通常の3倍? そのフレーズはどこかで聞いた覚えがあるな。

『シャ……シャアだ。赤い彗星の……シャアだ! ルウム戦役では、奴に5隻の戦艦が撃破された。逃げろ……逃げるんだ!』

 映像モニタの向こうから聞こえてきたのは、そんなパオロの声。
 ベッ
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